DARK NEBURA

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遠い未来のこと、地球より遠く離れた辺境宙域では、復興成ったソロマニ連邦がアスラン帝国同様に、星間帝国の建設を目指している。やがて両者の間で有利な地点をめぐって戦いが起こり、両者ともに態勢を整えて全面戦争へと突入していくことになった...
『Dark Nebula』はSFのシミュレーションゲームであり、恒星間の覇権を賭けた戦争における宇宙艦隊、産業、兵士、防衛施設といった未来世界の状況を表している。

『Dark Nebula』はアメリカのGame Designers Workshop, Inc.社が発売しました。日本では1980年代に株式会社ホビージャパンが『ダーク・ネビュラ』のタイトルで和訳付き輸入販売していました。
GDW社がそれ以前に発売していた傑作SFゲーム『Imperium』のシステムをほぼそのまま使い、プレイヤーの思うに任せない政治や帝国のルールを抜いて、代わりに暗黒星雲のルールを追加し、両勢力をほぼイコールコンディションにして、コンポーネントを120シリーズに合わせたゲームです。
ルール的には間違いなく面白くなるはずのゲームですが、コンポーネント上に大きな問題があります。つまり、惑星の存在しない第三種星系の通過にはタンカーが必要なのですが(収入や整備の際も同様)、マップ上に第三種星系が最大で9ヶ所あるのにタンカーは両軍とも1ユニットしか入っていないので絶対に足りないのです(『Imperium』は第三種星系が1ヶ所でタンカーは2ユニットずつ)。カウンターミックス制限のルールはないのでタンカーを自作すれば問題ありませんが、敷居が高いのに変わりはありません。

国際通信社が2005年3月に「RPGamer」誌9号の付録として、また2021年3月には箱入りゲームとしてライセンス生産しています。ユニットの追加などコンポーネントの変更はなされているようですが、未見なのでタンカー問題が解決しているのかは不明です。

ターンスケール: 1ターン=2年
マップスケール: 1ヘクス=0.5パーセク
ユニットスケール: 1コマ=戦隊(宇宙艦)、師団(地上軍)

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