脱水しない濁沸石

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京都府京丹後市の「濁沸石」と「剥沸石」です。大きさは、実体顕微鏡の視野は直径が5㎜です。
 濁沸石と言えば、空気中で脱水し、容易に粉末化するので、水中保存するのが常識になってます。ところがここの濁沸石は、乾燥しても粉末化する事は無く、水晶のように、何時までも無色透明のままなのです。
 脈状の産状を示すものは分解し、ここの様に閉鎖空間に産するものは分解しないのだそうです。分析機器を持たない我々には、濁沸石だと信じる他は有りません。

封筒状の結晶は、共産する剥沸石です。

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