ウイザム石 中山鉱山 2020-11-6

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中山鉱山は、熱水性のマンガン鉱床。産出鉱物で有名だったのが、ウイザム石と言う、緑簾石と紅簾石との中間の組成を持った鉱物だった。
 この石の産出した時は、コレクターさん達は、なんとしても手に入れたい鉱物の一つで垂涎の的だった。ところが、50%ルールで、固溶体の鉱物は、端成分の鉱物だけになってしまったので、ウイザム石は、鉱物の名前から消えてしまい、含マンガン緑簾石になってしまったのだ。
 こうなると、この石は、コレクターさん達には、見向きもされなくなってしまい、用無しの鉱物でしかなくなった。苦労して採っても、ただの緑簾石で、所有鉱物種が増えないためだ。むしろ、逆に、一種減る方が大きな問題だったのだろう。

 この標本は、緑簾石のマンガンを多く含む部分で、Mn>Feなら紅簾石になるかも知れないと期待している標本。無理とは思うけど。

 明延鉱山でも、真っ赤な緑簾石があるので、機会があれば調べてみたい。

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