Endoceras sp.

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Species :Endoceras sp.
Age   :中期オルドビス紀
location:USA/ミネソタ州グリンリーフトン

エンドセラス目のノーチロイド。

最大殻長9Mにも及ぶオウムガイ類の中のダイオウイカとでもいうべき存在。

化石にハマりたてだったビギナー時代に存在を知って海外マーケットを探し回り、
ebayにて自分の発掘した化石を趣味と実益を兼ねて販売しているセラーを発見。

ステイツ国内にしか配送しないと言われて、
急いで対策を考えた末に転送業者を利用して送ってもらった。
サイズが大きく重量があるため化石代よりも送料の方がかかった。

この経験はいい方向に転び、地域内配送しかしていないセラーからも気兼ねなく収集する様になった。

サイズや地層からエンドセラス目なのは間違いないだろうけど、
採掘者が言っているだけで実はエンドセラス属かは不明。

ちゃんと同定するには断面を見て、
連室細管のつくりや通り位置、隔壁の間隔などを観察する必要がある。

エンドセラスやその類縁の連室細管は殻幅と比較して大きく、
細長いタケノコの様な形状をしている。

エンドセラス自体はさ珍しくないけどこのサイズの標本は入手困難。
プレパレーションして微細な母岩を取り除いて化粧してあげれば、
国立科学博物館に展示されている標本と遜色がないモノに仕上がるはず。
それを踏まえて★3つ!

引用資料:Treatise on Invertebrate Paleontology Part K, Mollusca 3, Complete Volume

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