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Pseudorthoceras knoxense
Species :Pseudorthoceras knoxense Age :後期石炭紀ペンシルバニアン location:USA/ジョンストン シュードオルソセラス目の仲間。 石炭紀の頭足類は流通が少ない。 デボン紀末の大量絶滅からの立ち直りが遅いせいで個体群が少ないのか そもそも世界的に石炭紀の海成層が少ないのか 実は普通に産出するけど状態が悪い産地しかなくマーケットに乗って来ないのか etc......。 まぁ現場に疎い素人マーケットハンターには真実を知る由もない。 そんな中で流通する石炭紀の頭足類は、USA産のオルソ&シードオルソやゴニアタイトが主。 正直、こんなチマいのじゃなくて30cm以上ある様な見ごたえのある標本が欲しい。 でも流通してない(泣)
化石 2023年12月 石炭紀Arato510
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Endoceras sp.
Species :Endoceras sp. Age :中期オルドビス紀 location:USA/ミネソタ州グリンリーフトン エンドセラス目のノーチロイド。 最大殻長9Mにも及ぶオウムガイ類の中のダイオウイカとでもいうべき存在。 化石にハマりたてだったビギナー時代に存在を知って海外マーケットを探し回り、 ebayにて自分の発掘した化石を趣味と実益を兼ねて販売しているセラーを発見。 ステイツ国内にしか配送しないと言われて、 急いで対策を考えた末に転送業者を利用して送ってもらった。 サイズが大きく重量があるため化石代よりも送料の方がかかった。 この経験はいい方向に転び、地域内配送しかしていないセラーからも気兼ねなく収集する様になった。 サイズや地層からエンドセラス目なのは間違いないだろうけど、 採掘者が言っているだけで実はエンドセラス属かは不明。 ちゃんと同定するには断面を見て、 連室細管のつくりや通り位置、隔壁の間隔などを観察する必要がある。 エンドセラスやその類縁の連室細管は殻幅と比較して大きく、 細長いタケノコの様な形状をしている。 エンドセラス自体はさ珍しくないけどこのサイズの標本は入手困難。 プレパレーションして微細な母岩を取り除いて化粧してあげれば、 国立科学博物館に展示されている標本と遜色がないモノに仕上がるはず。 それを踏まえて★3つ! 引用資料:Treatise on Invertebrate Paleontology Part K, Mollusca 3, Complete Volume
化石 2014年頃 オルドビス紀Arato510