奈良県吉野郡天川村北角観音平 大塔宮鉱山 蝕像紫水晶

0

1〜4枚目の小さい方、5〜8枚目の大きい方と、2つの紫水晶。いずれも方解石の解け落ちたことによる蝕像が見られます。

大塔宮鉱山は別名大峰鉱山。磁鉄鉱の鉱山として大正時代まで栄えていました。近年では水晶や柘榴石が採れることで知られていました。

小さい方は、一度蝕像したところに細かい水晶が降り掛かるように付いています。単にガサガサな水晶なだけでなく、結晶の隙間を見てみれば美しい部分が現れてくれます。

大きい方にも襟巻き状に細かい水晶が付いている部分があります。蝕像による上下別の結晶の成長が、まるで自然の風景を見ているかの様です。

Default