東京都 自採水晶

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2019年に東京の島嶼部の水晶を、2021年に東京都の奥多摩の水晶を、2022年には多摩川で水晶を入手しましたが、いずれも「本州ではない」「奥多摩のどこかは不明」「上流の山梨県から流れたものでは」という、残念な状況でした。

しかし、2024.5.5、ようやく本当の「東京都産水晶」を、自らの手で手に入れることができました。

ざっくりではありますが、東京の山の部分、他の鉱物の産地として知られている場所。その鉱物があるかも、と手に取ったものがこちらでした。

砂岩の隙間、本当に僅かな隙間に生えた水晶で、その上の部分だけが綺麗に割れていたために、中の水晶が分かったというもの。よく見れば極細の水晶がかなりの本数埋まっています。埋没しているものがほとんどなのですが、7枚目のように自立した単結晶も1本見つかりました。

水晶の情報がある場所ではないですが、周りの地質的に見て、その産地の物だと確信できるものでしたので、しっかりと「東京都産水晶」と言えるもの。石英はありふれた鉱物とよく言われますから、東京都でも採れるんだな、と良く分かりました。

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