ブラジル アイススモーキークォーツ

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Ice Smoky Quartz(Etching Quartz)

Aracuai,
Minas Gerais,
Brazil

非常に透明なスモーキークォーツに、全面が入り組んだ形の蝕像が加わり、氷の彫刻か、何かの芸術作品かと言わんばかりの美しさ。透明な単結晶に、鉱液による蝕像、再結晶が繰り返されたことによる、天然の美術品。

2020年の1月、両国ミネラルザワールド、UNIVERSEさんにて入手。ここから、海外の水晶の多くはUNIVERSEさんで買うようになりました。

当時は私の発達障害・うつ病(あとパワハラ)による仕事への影響が顕著な時期で、日々死を意識するほど、かなり悩んでいた時期。そんな時、始めてから4ヶ月のTwitterで、某ブロガーさんが声を掛けてくださったのがきっかけでした。

まだコロナ禍に入る前、家族と両国で石を見るという計画を変更し、そのブロガーさんと一緒に「海外の素晴らしい鉱物」に視点を替えてのミネラルショー探訪。そこで出会ったのがこちらの蝕像スモーキー。ブロガーさんはひと目で「異質な水晶」と見抜き、UNIVERSEの店主は「あ、バレた」と焦る素振り(何故販売したの(笑))。値段は15000円。

当時の私の財布の紐の感覚だと、決して手出ししない金額でした。なぜなら2019年の東京ミネラルショーにて使用した金額は、安い国産水晶いっぱい、2万円。1つで15000円はとんでもなく高価。それでも、ブロガーさんと店主に強く推され、他の水晶と抱き合わせで安くしていただき、手に入れることにしました。

2024年の今、本当にこの判断は正しかったと思います。このタイプの蝕像水晶は未だに他に見たことがありません。

ブロガーさんとの出会いのお陰で、海外産水晶の入手も僅かながら進んでいます。自宅に一度お邪魔した際に教えてくれた、「本当に良いもの、それを一つ買う」という話。それでも頑なに、国産水晶を集めたいという話を持ち出してご迷惑をお掛けしたことで申し訳なく、そこからコロナ禍が広まったこともあり、もう4年もお声掛けしていません。

国産水晶に関して言えば、お話の通りの収集ができていないことを申し訳なく思っていますが、海外の水晶に関しては、あの時の教えに可能な限り忠実に、収集をするよう心掛けています。

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