Westminster

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 1950〜60年代、アメリカのクラシックレーベル。
 日本では、ビクターやワーナーパイオニアなど度々再プレスされている、日本語ライナーに書かれた「戦後50年代にウィーンの名手たちの至芸をレコードに収め〜中略〜当時のウィーンの香りを届けてくれたものだった」という文を読むとレコードを聴いている時間が贅沢に思えたものでした。

⚪︎クロード・ドビュッシーの3つのソナタ
 さすが50年代アメリカのデザイン。ブルーノートと同じように斬新なデザインがWestminsterにもありました。
 ドビュッシーは「音楽の印象派」のように言われて大抵レコードジャケットにもルノワールみたいなふんわりした感じの絵が使われるのに、このLPジャケットは妖怪人間ベムを思わせる。晩年のドビュッシーのソナタは名曲です。
 残念なことにこのLPはCD復刻盤が出ていません。

⚪︎ブラームスの室内楽2枚…
 黄色い方は弦楽六重奏曲。黄色い地に茶色い文字のジャケットは、昔の「明治ミルクチョコレート」を思わせます。
 ミルクチョコレートのように音楽も甘くておいしいのです。

⚪︎シューベルト作曲弦楽五重奏曲
 私にとってバッハやシューベルトは、正直苦手な作曲家でしたが、この曲は良いです。
 ジャケットもいい雰囲気です。

⚪︎1990年頃レコード屋でみつけたカタログ
 オリジナルのレコード番号が入っていて重宝してます。

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