Columbia : US

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 このレーベルは戦前〜1960年代のメジャーレーベルであったが、「質をほんの少し落としてでも大量生産した」メーカーではなかったのか?などと考えることがあります。
 同じColumbiaといってもイギリス(UK盤)の同じ時期のものと比べると音質に違いがある。

○Miles Davis / Kind of Blue. -US : Sony, 1997(SACD)
 Blue Noteを聴き込んだ後、マイルス・デイビスのトランペットを聴くと、音楽が体に染み込んでくるような感じがします。LPレコードのオリジナル盤はどうなのかわかりませんが、シングルレイヤーのSACDは素晴らしいです。
 マイルスの録音はほとんど持っていなかったので、このSACDの他、映画「死刑台のエレベーター」も持ってて良かったと「今頃」気づいたところです。

○Bach : Partita No.1,2, Italian Concerto / Glenn Gould. -US ; Sony, 1999
 このパルティータとイタリア協奏曲が入ったコロンビア盤レコードは廃盤、中の演奏は別のセットに移植されて見たこともなかったが、1999年にSACDとなって復刻された。
 ジャズギタリストのパット・メセニーが尊敬する音楽家としてグールドをあげている話を読んだことがあるが… グールドのレコードといえば、ピアノの音のふくよかさがなく、硬い… さらに売られているCDのジャケットが貧弱というイメージがあり購入をためらっていた。
 でもこのSACDはきちんとピアノの音がする。ジャケットデザインも新たに作り直されているのは素晴らしい。

○ジングル・ベルス / Frank Sinatra with the Ken Lane Singers. -日本コロンビア, 1947
 フランク・シナトラの歌うジングルベル。アメリカコロンビアの録音を日本で作ったものらしい。デビュー間もないシナトラは私の知っている大ベテランというより、まだ緊張感を感じさせる歌を歌っています。
 SP(Short Play)盤のため、ジャケットなし。このラベルが見えるように丸い穴をあけた茶色い紙袋に直接入れて売られていたようです。

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