Nゲージ TOMIX ED75 1039号機

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【“災害を永遠の記憶に”シリーズ第一弾】

[概要]
「3.11」「東日本大震災」
日本人でこの言葉を知らない人はまず居ないだろう。
毎年、3月11日が近づくと必ず耳にする単語。
2011年3月11日。未曾有の大災害が起きた。
14時46分、ほぼ日本全国が揺れるほどの大きな地震が起こり、それによって引き起こされた大きな津波は、関東から東北の海沿いを、生活を、そして原発をも呑み込んだ。

それは、決して鉄道も例外ではなかった。

宮城県内の常磐線を、1つの貨物列車が走っていた。
札幌貨物ターミナル発、隅田川貨物駅行きの《92列車》。
その列車は地震発生当時、浜吉田駅〜山下駅間を走っていた。
地震によって緊急停車し、その十数分後…

津波が襲いかかってきた。

貨車も積まれていたコンテナも、すべてが流された。
だが、機関車は重いため流されるどころか横倒しになることすらなく、レール上に残った。乗っていた機関士を護り抜いたのだ。

その機関車の名は「ED75形 1039号機」。

ED75形の中で一番最後に造られた車両であり、国鉄時代からの塗装を纏っていた貴重な車両だったため、鉄道ファンからの人気はかなり高かったようだ。
この車両は2011年7月に廃車となり、同年11月に現地で解体されたが、ナンバープレートはJR貨物が保管しているとのこと。
なお、グッズ化もされ、鉄道イベントで発売されたらしい。

[模型について]
2018年、ニコニコ動画のとある動画に影響されて欲しくなった結果がこれ。
TOMIXの2115(ED75 1000形電気機関車(後期型))には1039号機のナンバープレートも含まれていたので勿論こちらを選んだ訳だが、この頃はまだ普通に在庫があった時期だったので難なく入手。
現在、“あの日”の《92列車》を作ろうと画策中だが、貨車やコンテナを必要数集めるのに果たしてどれくらいかかるのだろうか…

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