阿川泰子「スウィート・メニュー 」

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1980年発表の阿川泰子さんの3rdアルバム

私が最初に泰子さんのレコードを聴いたのは
当時、ちょっとしたジャズブームを巻き起こした
このアルバムの次の作品である
4thアルバム「ジャーニー」でした。
それももちろんそれなりに気に入ったから
この3rdアルバムも聴いたわけですが
正直に言うとこっちのほうがすっごくお気に入りになりました!
まぁ確かにこの3rdアルバムは1980年発表の阿川泰子さんの3rdアルバム

私が最初に泰子さんのレコードを聴いたのは
当時、ちょっとしたジャズブームを巻き起こした
このアルバムの次の作品である
4thアルバム「ジャーニー」でした。
それももちろんそれなりに気に入ったから
この3rdアルバムも聴いたわけですが
正直に言うとこっちのほうがすっごくお気に入りになりました!
まぁ確かにこの3rdアルバムはジャズの定番曲ではなく
この当時のポップスのカバーであり
当然、耳になじみやすいわけですね。
本格的なジャズボーカルを期待して聴くと
肩透かしをくらった気分になるかもしれません。
でも私みたいな「にわか」ジャズボーカル好きには
このアルバムはたまりません!
当時、泰子さんの歌声が「シュガーボイス」と言われていて
実は「ジャーニー」を聴いたときには
それほどピンとこなかったのですが
このアルバムのA-1「Why Don't You Move In With Me」を聴くと
「あああああ~なるほど~まさにシュガーボイス!」と納得いきました!
まぁ個人的な印象ですがころころと転がるような
ポップな歌声がまさにその異名とイメージがぴったりだったのです。
この曲は…ロバータ・フラックのカバーですかね…
オリジナル以上に良い雰囲気出していると思いますし
アレンジが絶妙です!この印象に残る
ベースラインとそれに絡むギターのカッティングが
何とも最高に心地よいです。

で、A-2も引き続いて軽快に
「Captive (Of Your Smile)」
この当時のディスコティックにシンセの効果音を
バンバン入れたアレンジも何とも新鮮です!!!

A-3は「It's My House」ダイアナ・ロスのカバーですね!
これもシティポップっぽいアレンジが秀逸で
また泰子さんの歌声がめちゃくちゃしっくりハマります!!!
もう聴いていて「心地よい!」のひとことです!

で、A-4はボブスキャッグスの「HARD TIMES」のカヴァーですが
この曲…めちゃくちゃカッコいいですねぇ~
比較的原曲に近いアレンジでなのですが
泰子さんが歌うとまた印象が変わっていいですねぇ…
もう個人的にめっちゃこの曲の泰子さんカヴァーが気に入っていて
レコードもここばかりついつい聴いてしまいます!
いやそれほどカッコいいのです!(語彙力????)
夜中に聴くと酒が進んでたまりません!!!(笑

続いて「Here's That Rainy Day」
今度は打って変わってメロウな曲です。これも良いですねぇ
霧がかった薄暗い雨の日を勝手に想像して
勝手に戦地万たるになってしまいます!(笑

B面はA面とはガラッと変わってしっとりと始まります。
まずは「Once Upon A Summertime」
原曲はミッシェル・ルグラン作曲のシャンソン曲ですね
こういうのを聴いていると
あぁ、ジャズボーカル聴いてるなぁ…って単純に思ってしまいます(笑
これもお酒が進みますねぇ
ひとりでしっとり聴いてると妙に気分いいですよねぇ

B-2はスティーヴン・ビショップのカヴァー
「NEVER LETTING GO」
これもいろんな方がカヴァーしている曲ですねぇ
泰子さんのヴァージョンも原曲以上にステキです!

B-3はガラッとポップに「RAINBOW OF LOVE」
あぁ~そうそうこれこれ!こういうのが私の主観的には
まさに「シュガーボイス!」
聴いてて耳障りが心地よくって気持ち良いですよねぇ
なかなかこういう感じの歌声にはやはり出会えないと思います

B-4はビリー・ジョエルの超有名な「NEW YORK STATE OF MINE」です
もうこれは悪いわけないでしょー
陳腐な言葉を添える必要なんて全くありません
とにかく機会があれば一度聴いてみてください
泰子さんの歌声、本当に最高です!
とにかくこれ聴きながら飲みすぎなように注意です!!!

ラストはポールマッカートニーがペギー・リーにプレゼントした曲
「LET'S LOVE」のカヴァーです。
これも霧がかったしっとりさが何ともたまりません

…と言う感じで全体的には非常にポップな仕上がりですが
B面は比較的しっとりと聴かせる曲が集まっていて
最初から最後まで耳が離せなくなるのは間違いありません。
夜中にこれ聴くと本当に引き込まれるのですよね
そして明日のことも考えずに酒が進む…(笑

1980年2月5日リリース

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