K.U.K.L. 「THE EYE」

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1990年代に彗星のごとくワールドメジャーデビューし
アイスランドの歌姫から
世界の歌姫へとなったビョーク
当時もそのパワフルかつ破滅的な歌声に夢中になって
CD買いましたが
そのビョークがまだ10代の頃に組んでいたバンド
「K.U.K.L.」の1stアルバム「The EYE」です
発売されたのは1984年、ビョークが19歳になる直前にリリースされました。
もちろん私が入手したのは随分最近の話で
私の中で第〇次かのビョークブームが起こり(笑
そのときにソロでワールドデビューする前にリリースした
「K.U.K.L.」や「SugarCubes」のアナログ盤が入手できることを知り
買い集めた中の1枚です。
おそらく今でも新品で輸入盤が手に入るはず…

本当は12歳のときにビョークが初めて出した
アイスランド童謡のアナログ盤も欲しいのですが
再発盤も1000枚限定発売だったということで
これがそう簡単に見つかりそうにありません…(苦笑)
出てきても高いだろうなぁ…とりあえずCD手に入れとくか…

話が逸れました…で、「THE EYE」です。
何から話すか…ええっと…
ソロになって世界的にヒットした頃のビョークでも
世界観とその楽曲は少々独特で
ハマり始めていた頃に幼馴染で昔からのバンド仲間でもある
「やまちゃん」に「これ最近はまっとるんじゃ!ええじゃろ!」と
ビョークのアルバム聴かせても
「さこちゃん、こりゃぁ前衛的すぎてわしにゃぁよおわからん!」と
秒で一蹴されたのを今でもよく覚えてますが
この「K.U.K.L.」時代に比べたら
ソロになってからのビョーク姫は超ポップでキャッチーです!(苦笑)

ジャンル的にはポストパンクというかニューウェイブというか
呪術的な部分もあり、めっちゃ宗教っぽくもあり
一言でいうとヤバいです(汗)
アルバム全体に不気味な雰囲気が漂っています。
それでなくてもジャケットのデザインからヤバいです(笑

で、このころからビョーク姫はヤバいシャウトを連発しています
そりゃ後年、喉を傷めるわ…でもそこが魅力でもあるのだけど…
振り絞るようなパワフルさと儚さが同居するスタイルはこの頃から変わりません。
楽曲的にはそうとう難解な部分もありますが
ソロ時代を聴いてビョーク姫の魅力はよくわかっているせいか
不思議と引き込まれます。
夜中に衝動的に一人で聴きたくなるアルバムです…

いや間違いなく万人向けではないですよ
でもソロのビョーク姫が好きな方は間違いなくこれも好きなはず!

1984年9月リリース

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