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- 3F 昭和のレコード 邦楽編
- 白井貴子&CRAZY BOYS「Flower Power」
白井貴子&CRAZY BOYS「Flower Power」
白井貴子さんの5枚目のオリジナルアルバム
このアルバムから「白井貴子&CRAZY BOYS」名義となります
このアルバムが出る前に
「CHANCE!」がスマッシュヒットとなり
オリコンチャート12位を記録し
貴子さん最大のヒット曲となりました。
しかしながら…
この頃のニューミュージック系やロック系の
アーティストに多い典型的な「アルバムアーティスト」で
アルバムはアルバムチャートトップ10に
品オアンにランクインするものの
シングルでは「大ヒット」と呼べるまでの曲はなかったですね。
でも当時の私の感覚だと
「シングルが売れているのなんてアイドルか一発屋だけじゃろー」
本当に良いアーティストはアルバムが売れるんよ」って
本気で思ってました(笑
まぁ確かに当時はそんな風潮があったとは今でも思いますが…
私の好きなニューミュージック系のシンガーソングライターさんは
比較的こういう「アルバムアーティスト」な方々が多かったと思います。
で、今回の「Flower Power」です。
前回の「Heart Atacker」も相当良いアルバムでしたが
今回はその前作を軽く上回ってきています
貴子さんのスタジオアルバムの中で
ベストは何?って聞かれたら間違いなくこのアルバムだと答えます
それほど気合の入っためちゃくちゃ良い1枚です。
まずA-1の「It Must Change」が
オープニングらしく派手派手のノリノリです。
もうこれでまずつかみはオッケーです。
そしてA-2はスマッシュヒットの「Chance!」のアルバムアレンジ版
テンション上がりまくりです。
そこで息つく間もなくファンの間では名曲と名高い
「Shining Dance」もうこの伸びやかで突き抜けた感じがたまりません!
さらにミディアムテンポなロックナンバー「CHECKしてしまった!!」と続き
シングルカットされた「Foolish War」へ続きます。
もう一瞬のスキもなくA面が終わります。
そしてB面はこれまた名曲の「My Glory Road」で元気よく始まります。
で、ライブで盛り上がること間違いなしの
「Japanese -Girls & Boys」へ続き
ここに来てこのアルバム最初のマイナーキーメロディーとなる
「Back Again」の登場です。
個人的には私、この手の曲はめちゃくちゃ好きなのですが…(ネクラだから)
そしてアコースティックな小曲「遥かなる想い ~It must be changed」を挟み
ラストらしい壮大な「Talk To Me」で締めくくります…
うーん、こうして書いていても
どれひとつスキのない楽曲が目白押しで
間違いなく名盤です。
当時はバカみたいにこればかり聴いていた時期がありました…懐かしいですねぇ
1985年4月21日リリース