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- 3F 昭和のレコード 邦楽編
- CASIOPEA「HALLE」
CASIOPEA「HALLE」
いや私だってたまにはフュージョンくらい聴きますよ
。。。ってカシオペアやスクエアくらいですが。。。
最初に聴いたカシオペア。。。というより
最初に聴いたフュージョンのレコードがこれだったのです。
高校2年の頃だったかな…
このアルバムはカシオペアとしては13作目
(スタジオアルバムとしては10作目)
タイトル曲の「HALLE」が
デンソー・カーエアコンのCMに使われていて
私もたまたまそのCMを見て
「おお~この曲カッコいい!」なんてバンド?
カシオペア?早速レコード借りてくる!って
すぐに借りてきてテープにダビングして
隅から隅まで聴きまくりました
タイトル曲の「HALLE」は文句ナシにカッコよくて
数日後にはスコアも手に入れたので
必死にギターパートをコピーしました
で、たまたま出入りしていた楽器店(貸しスタジオ)で
仲良くしてもらってた先輩から
ヤマハSG(野呂さんがカシオペアの初期で使っていた)を売ってもらい
気分だけは野呂さんになっていたのですね(笑
でも、私の組んでいたバンドはハードロック系コピーバンドで
カシオペアは好きだけど
やっぱりメインはHR/HMだし。。。ということで
ヤマハSG3000にセイモアダンカンのハムバッカーを積んでしまうという
高級機に失礼な(汗)仕様にしてしまいました(苦笑)
話が機材の話になってしましました…
アルバムの話に戻ります。
2曲目の「Hoshi-Zora」もめちゃくちゃいい曲です。
まさに星空散歩にぴったりと言う感じで
空の真っ暗な土手に寝転がって
これを聴きながら星座を追ってみるなんて
最高に気持ちよいシチュエーションだと思います。
(当時、実際にやってみましたが最高でした!)
3曲目「Street Performer」は
ある意味私の思う典型的な「カシオペア」っぽい曲かと思います。
すごくタイトなリズムセクションに乗って
野呂さんのギターや向谷さんのキーボードが
空を飛ぶように歌いまわるっていう感じです。
しかしながらどの曲もそうですが
何度も聴いているとベースラインやバスドラとの
コンビネーションのカッコよさに
耳が引き寄せられます。
なんでこんなタイトでメリハリのついたリズムで
アンサンブルができるでのしょうねぇ
プロだから当たり前と言えばそうなのですが
土台がめちゃくちゃしっかりしているから
聴いていてとにかく心地よいのです。
4曲目の「North Sea」はまさにタイトル通り
冬の寒々しい暗く冷たい海をイメージさせる
しっとりと聴かせる曲です。
これはスコッチをロックで飲みながら
グラスを軽く回して
氷のカランという音も一緒に味合わないとダメでしょう(笑
まぁもちろんこれも実際にやってみましたが
酒に酔う前に自分に酔ってしまいそうです(笑
後半のギターとピアノの絡みなんてカッコ良すぎます
B面1曲目の「Touch The Rainbow」
2曲目の「After School」も軽快なノリで
まさにカシオペアサウンドといった感じです。
いたるところに計算され尽くされた
ベースのチョッパーやドラムのフィルインが入っていて
リズムセクションの細かいところまで聴き始めると
何度聴いても飽きませんし止まりません。
この辺りの曲を社会人(カーディーラーに勤務してた頃)に
なってからもよくクルマで聴いていたのですが
たまたま一緒に乗り込んだ同僚が
「何だか中古車フェアの会場に流れている曲みたいだよねぇ」と
言われて
「確かにそんな感じかも。。。成約率上がりそうだな」と
笑ったのを思い出します…
まぁ、最初に聴いてもう36年にもなる1枚ですが
今でもたまに聴いては新鮮な気持ちになれるってのはすごいですよね
やはり名盤だと思います。
1985年9月10日リリース