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- 3F 昭和のレコード 邦楽編
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浜田麻里「Lunatic Doll〜暗殺警告」
浜田麻里さんの記念すべきデビューアルバム
デビュー当時のキャッチコピーは
糸井重里さんが作った「麻里ちゃんはヘビーメタル」
いわゆるジャパメタバンドもいろいろ頭角を現してきた頃ですが
このジャンルって普通はヴォーカルは男性なんですよね
洋楽を見渡してもHR/HM界隈で
女性ボーカリストってほとんどいなかったはず…
リタ・フォードくらいしか思う浮かばない…
ハートもそうだけどちょっと毛色が違う気もするし…
で、最初にこのアルバムで聴いたときには
男性ヴォーカル顔負けのパワフルなシャウトや
ロングトーンに痺れまくりました
麻里さんの歌声が素晴らしいのはもちろん
楽曲がどれもめちゃくちゃカッコ良い!!!
それもそのはずで
このファーストアルバムは
あのラウドネスの樋口宗孝氏が
サウンドプロデューサー兼ドラマーとして
全面的にバックアップしているのです。
そりゃ楽曲はカッコいいはずだ…
で、参加しているミュージシャンも
そうそうたる顔ぶれで
特にギタリストは
当時からテクニシャンなスタジオミュージシャンとして
北島健二氏(後に FENCE OF DEFENSEでデビュー)
さらに「MAKE-UP」で活躍中だった松澤浩明氏、
「X-Ray」の湯浅晋氏
ジャパメタ好きなら誰もが知っている
テクニシャンなメンバーが参加しています
で、このメンバーだからこそビシッと決まる
1曲目の「Noah」からぶっ飛ばされます!
これ本当に今聴いてもカッコいいし
この曲、実際にバンドでやったらむちゃ難しいだろうなぁ…と思います。
決まれば超気持ちいいのでしょうが…
2曲目は初期の麻里さんの代表曲ともいえる
「Tokio Makin' Love」
これまた私の大好きな跳ねるリズムの曲!
(プレイするのは大の苦手でしたが(苦笑))
さらに「Runaway From Yesterday」
「Love Maker」、「Black Hole」と
どれも初期麻里さんの名曲と言われてもおかしくない
強力なラインナップでA面は駆け抜けるように終わります。
そしてB面の1曲目を飾るのは
これまた名曲「All Night Party」ですね!
ライブでもこの曲は盛り上がりますよねぇ
そしてインストの小曲「Mistress」を経て
スピーディーな「Spacer」に流れ込みます。
この曲もこの頃の麻里さんらしい名曲です
さらに手を緩めずこれまたスピード感のある「Lights」に続き
最後は少し重めな「Bottom Energy」で締めくくります。
後の洗練されて随分ポップになった「Heart and Soul」や
「Return to Myself 〜しない、しない、ナツ。」あたりの
大ヒット曲と比べると
良くも悪くも非常に粗削りですが
この頃ならではのパワフルさと
何といってもめっちゃヘヴィメタしているとこが
やっぱりカッコよかったし当時はめっちゃはまってました
。。。でもポップになってからも
CDも必ず買ってたし(Personaあたりまで)
やっぱりいつまでも好きだったな…
とにかくどんな曲歌ってもソウルフルでいいんだよなぁ
1983年4月21日リリース