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BMW Z3 Roadster 1/18 UT Models
1996年に発売された3シリーズベースのオープンカー
Z3には思い入れ…というか思い出がたくさんあって
私がE30/3シリーズから乗り換えて
初めて新車で手にしたビーエムがこのZ3でした
このミニカーも外箱には特に細かいグレードの記載はないですが
エンジンルームの様子やマフラーエンドが1本出しなことから
4気筒エンジンを搭載する1900ccモデルかと思われます。
ホイールはオプション扱いの17インチかな…
私が乗っていたのもこのミニカーと同じ
左Hのマニュアル車でした。
正直言ってエンジンの気持ちよさは
ビーエムお得意の6気筒には遠く及びません。
4気筒だからといって特にレスポンスに優れることもありません
ノーズが6気筒よりずいぶん軽いので
オーバーハング部に重量物は全くなく
いわゆるフロントミッドシップ的な配置で
前後重量バランスには非常に優れます
ただ、こいつが開発されるされるきっかけとなった
ユーノスロードスター的なヒラヒラとした軽快さはありません
こいつはあくまでもBMWです。
高速安定性重視でしっとりとしたハンドリングで
ボディ剛性もオープンモデルだからこそしっかり作りこまれていて
決して軽いクルマではまりません。
だからこそライトウエイトスポーツ的な感覚はありませんが
高速道路のレーンチェンジ等では
非常に素直なハンドリングと安心感を得られます。
根本的に方向性が違うのですね。
オープンスポーツとはいえあくまで3シリーズベースなのです
3シリーズベースですが
Z3はいわゆる3シリーズセダンやクーペがベースではなく
ハッチバックの3シリーズコンパクトがベースです。
3シリーズコンパクトのリアサス周りは他のE36/3シリーズとは異なり
E30のリア周り(いわゆるセミトレ)をベースとしたものです。
まぁクルマに限らず工業製品は意外と最新モデルでも
いつまでもずいぶん前のベースを使いまわして熟成させますが
ドイツ車なんてまさにその典型的パターンです。
そんな感じでネガな部分もそれなりにあるクルマではありましたが
やはり気軽にぶん回せる1900cc4気筒は
レスポンスの良い中回転域を使っていればかなり楽しいですし
マニュアルなのでなおさら回転域をコントロールして走り回れます。
まぁでも何といってもこのスタイリングは最高です!
当時は「俺のZ3、世界一カッコいい!」って本気で思ってました(笑)
ちなみに私の載っていたのは真っ赤なライトレッドで
内蔵はベージュレザーでした。
雨が降らない限りはほぼ常にオープンにしていました
まぁ、若かったし…
…というわけでこのMモデルでもなんでもない
普通のZ3のミニカーは以前から欲しかったのです。
Mロードスターなら比較的今でも見つかるのですが
普通のZ3はなかなか出てこなくて
これは中身は「UT Models」のミニカーですが
いわゆるディーラーで販売していた純正扱いのミニカーです。
だから箱にもBMWのロゴだけで
UTの名前は全く出てきません。
ミニカー本体の裏に小さく刻印されているだけです。
5年間で7万キロくらい乗ったかな…
いろいろ楽しいこともしんどいことも一緒に過ごした1台なので
色違いとは言え、このミニカーを眺めていると
いろんなことを思い出します。