Kyanite カイアナイト(1)

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紅柱石、珪線石と同じ成分でできており、この3種は「同質異像」の鉱物として有名である。

柱状結晶の劈開面上では、柱の方向に平行だとナイフで傷が付くが、直角の方向だと傷が付かない。
そこから「ニ硬石(Disthene)」と言う別名がある。

四角板柱状の結晶が普通で、板の面に並行な完全な劈開があり、両側の側面には縦に乗線がある。
色は通常藍青色を示すが、白色に近いもの、緑色、オレンジ色なものもある。
青色の原因は少量の鉄による説と、チタンによる説がある。

名前はギリシャ語の暗青色を意味するキアノスから「Kyanite(Cyanite)」と命名された。
日本名はさらにこの鉱物が結晶しやすいことから「藍晶石」と名付けられた。

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