dig it / Klaus Schulze

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DIG IT

1980年が始まると同時にクラウスは彼自身のレーベルInnovative Communicationを設立した。そしてこのDig it は彼自身初のコンピュータによる完全にデジタルによりプロデュースされ、同時にドイツでも初のデジタルアルバムとなった。
1980年春にGDS社のコンピュータシンセを入手し、そのクリアーなサウンドに感激した彼はアナログ機器を全て倉庫に仕舞い込み、そして新作を全てこのシステムで制作するようにプログラムを組んだ。この時会社はエンジニアを1人派遣して付きっきりで指導したそうだ。そうでなければ英語の説明書のみでは思う音が永遠に得られなかっただろう。
ちなみにWendy Carlos も同じシステムを持っておりTron のでサントラの一部はこれで作られたそうだ。
ライナーノートでは全てGDSで録音したと書かれているが実は正確ではない。Fred Severlohがドラムを演奏し、クラウス自身がヴォコーダーで歌っている。Death of an analogue では
Analog is dead, digital is automat…one bit for you, one byte for me…the song, the sound…what it’s like, it’s alright…
もっとも、これは歌と呼べる物ではなくヴォイスとでも言うべきか。
ちなみにこれは1982年に東ドイツでリリースされた彼唯一の作品でもある。

#アナログレコード

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