37回目の日記

初版 2019/05/29 20:21

改訂 2019/05/29 23:04


 先日の展示・登録でアイテム数が200を超えることができました。展示アイテムの主力が書籍からDVDに移行したのに伴って、アイテムの紹介文を簡素化しようとしてこの欄でもそのように申し上げましたが、どうもこれまではそれが果たせずにいます。やはり、何か一言いいたくなっちゃうのですかね。ただ、伝えたいことがあるアイテムならば紹介文作成は苦労しないのですが、そうではないものもあるわけで、そんなときはネット検索などしてネタ探しをするのですが、それでも芳しくないときは往々にしてあります。まあ、基本的には私の作成する文章などは、それこそ駄文のオン・パレードなのですが、それでも自分としては出来・不出来はあるわけで、結局はその対象のアイテムに対する思い入れの深浅に由来することが多いようです。

 最近展示のアイテムで紹介文の内容に迷ったのが『ガリヴァー旅行記』のDVDでした。ジョナサン・スウィフト原作のあまりにも有名な小説のアニメーション化、製作・監督がデイヴ&マックスのフライシャー兄弟ということくらいはこのDVDを入手する以前から知ってはいました。ですが、入手したからには様々な関連事項も知りたくなる場合もあります。


まず「ガリヴァー旅行記」それ自体では、

・アイルランドの風刺作家ジョナサン・スウィフトにより、仮名で執筆された風刺小説。

・正式な題名は、『船医から始まり後に複数の船の船長となったレミュエル・ガリヴァーによる、世界の諸僻地への旅行記四篇』 ("Travels into Several Remote Nations of the World, in Four Parts. By Lemuel Gulliver, First a Surgeon, and then a Captain of Several Ships")

・旅行記の内容は、

第一篇 リリパット国渡航記

第二篇 ブロブディンナグ国渡航記

第三篇 ラピュータ、バルニバービ、ラグナグ、グラブダブドリッブおよび日本への渡航記

第四篇 フウイヌム国渡航記

・ガリヴァー旅行記に由来する用語

1.リリパット国におけるガリヴァーの姿になぞらえて、特定の市場・商品で大部分のシェアを占める企業のことを「ガリヴァー」と呼ぶことがある。

2. 1986年宮崎駿監督のアニメ映画『天空の城ラピュタ』に登場するラピュタの名。直接にイメージを借りたものだが、登場人物が劇中で言及するように『ガリヴァー旅行記』第三篇のラピュータとは別物

(以上の内容は、殆どWikipediaの内容のコピペ)

 次にフライシャー兄弟に関して。マックスの息子が映画監督のリチャード・フライシャーで、父に関する著書に『マックス・フライシャー アニメーションの天才的変革者』がある。彼らに関して詳しく紹介されているサイトとして

http://www.animator3d.com/fleischers1.html

 特にその中で『ガリヴァー旅行記』について詳しいページは

http://www.animator3d.com/fleischers8.html


 上記の内容は『ガリヴァー旅行記』のDVDの展示の際の紹介文として載せようと思ったものの断念した下書きです。かなり安直な手段ではありますが、それでも一応調べたわけですから、その成果を載せても構わないだろうし、そもそも自身の展示を見てくれるのはMuuseoのなかでも一握りの方々に過ぎず、そのごく少数の大半が必ずしも興味を持ってくれるわけでもないから、来館者の知識を補足するものでも文句は言われないだろう、と高を括ることも考えました。ですが、商品のカタログ的な内容にしてしまっては、やはり面白くない。もっと率直に、自身の展示アイテムそのものやそれにまつわることを、ある程度は独断と偏見に満ちてでも語る方が面白いだろうと考え、差し替えました。

 ただ、今後展示予定のアイテムの中には「語る」ことが困難なものもあります。そういうときに、カタログ的な紹介・説明の文章を入れるか否か、まだわかりません。まあでも、こじつけでも何でもできる限り何らかの文章を添付しようと思っています。

#DVD #ガリヴァー旅行記 #フライシャー兄弟 #リチャード・フライシャー

#お手入れ

 映画音楽とクラシック音楽をこよなく愛するwoodstein(ウッドスタイン)という者です。それ故、必然的にCD、レコードコレクターであり、他人にその保有数を告げると、殆どの場合、引かれてしまうという困り者です。自分でもコレクションを把握できていないという体たらくでして、この場を通じて、実情を解き明かしていこうと目論んでいます。

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