LEGENDS CADZZILLA(2/2)

0

Cadzzilla
HotWheels Legends Series - 2car Set

〈HotWheels Legends 2car Set〉
レジェンドシリーズには「4car set」の他に「2cat set」もあります。2car setの特長は同じカラー、同じモデルの車両「1/64」「1/24」の2台で1setとなります。今回は1/24サイズを全2回に分けて紹介します。
※1/64スケールはLEGENDS CUSTOM RODSにカラーを含めて準じるため割愛します。

〈Cadzzilla〉
米国ロックバンド ZZ TOPのビリー・ギボンズ氏がオーダーしたキャデラック。デザインは元GMデザイナーのラリー・エリクソン氏。'48年型シリーズ62キャデラック2ドアセダンをベースにフルカスタムされたCADZZILLA(キャジラ)は多くの職人技で作られた美術品とも言える美しいデザインなのが特長です。
今回はメカニカルセクションについて記します。まず、シャシーエキスパートのLarry Sergejeffがカスタムスチールフレームを製作し、'85コルベットステアリングシステム&フロントサスペンション、ディスクブレーキ化、Koniコイルオーバーショックというメニューです。ホイールはヴィンテージのキャディキャップに似せるように設計された22インチの2ピースのビレットアルミホイールというトリック。E/G担当のアートクリスマンは、Cadillac 500 CI V8E/Gにスムーズでキャデラックの乗り心地を与えるためにいくつかの機能拡張を加えました。ホーリーの燃料噴射セットアップを適合させ、専用の排気ヘッダーを製作。トランスミッションはGM Hydra-Maticとなります。また低く長い後ろを段差乗り越え時に擦らないようにウイリーバーをさり気なく仕込んでいるのもポイントです。 スーサイド化したドアを開ければ、クリーンなオフホワイトの内装。オリジナルのダッシュを尊重し、存在感をより一層深めています。シャシーのセットアップ、E/Gを含めた機器類。専用デザインの内装と言い、隙の無い美しい仕上げを魅せています。オリジナルの'48年型キャデラックを信じられないほどの自動車彫刻に変身させたCADZZILLA 。
現車はHW LEGENDS 2car setの1/24サイズとなります。上記の内容が手に取るように解る作り込みと芸術品のようなボディを見事に再現しています。そこに'05年に来日した際に頂いたオーナーでもあるビリー・ギボンズ氏のサインをルーフに添えました。
そんな特別なHW LEGENDSの"CADZZILLA"を堪能して下さいませ。

※全2回に分けて紹介しています。1回目は誕生背景の紹介です。
https://muuseo.com/twinmill/items/1342
※LEGENDS CUSTOM RODSのCADZZILLAはこちら。
(製作会社のBOYDとボディカスタムについて記載)
https://muuseo.com/twinmill/items/1019

LEGENDS CADZZILLA(1/2)
Cadzzilla HotWheels Legends Series - 2car Set 〈HotWheels Legends 2car Set〉 レジェンドシリーズには「4car Set」の他に「2cat Set」もあります。2car Setの特長は同じカラー、同じモデルの車両「1/64」「1/24」の2台で1setとなります。今回は1/24サイズを全2回に分けて紹介します。 ※1/64スケールはLegends "CUSTOM RODS"にカラーを含めて準じるため割愛します(ナンバープレートは違います)。 〈Cadzzilla〉 米国ロックバンド ZZ TOPのビリー・ギボンズ氏がオーダーしたキャデラック。デザインは元GMデザイナーのラリー・エリクソン氏。'48年型キャデラックをベースにフルカスタムされたCADZZILLA(キャジラ)で多くの職人技で作られた美術品とも言える美しいデザインなのが特長です。ちなみに'48年型シリーズ 62キャデラック(2ドアセダン)は4,764台しか製造されていません。その内の錆の無い程度の良い1台がドナー車としてアリゾナ州からBOYDのガレージに運ばれました。 デザイナーのラリー・エリクソン氏はストックボディをベースに高年式モーターを積んだモノをデザインされましたボディもストックフレームを活かした作りを想定したカスタムだったようです。しかし、オーダーしたビリー氏が望んでいたカスタムキャデラックでは無かったようで、ハードカスタムに変更されました。実際出来上がったCADZZILLAをみれば、ラリー・エリクソン氏の才能を信じ、車に彫刻的な美しさに変えさせたビリー氏の采配は凄いですね。 そんな経緯で誕生したCADZZILLA。'89年にBOYDのガレージから出て、Hot Rod Super Nationalsまでの2200マイルのクルーズを含む多くの出演を行いました。ひと通り全米を回った後、伝説を作ったCADZZILAは、しばらく行方不明になります。実はビリー氏のガレージに眠ってました。そして、'05年に復活を遂げて、なんと日本のショウ(HCS)にて世間の前に再登場します。その後はイギリスのGOOD WOODや米国ピーターセンミュージアムなど色んな方々に楽しませてくれています。 現車はHW Legends 2car Setの1/24サイズとなります。サイズを活かした作り込みと芸術品のようなボディを見事に再現しています。室内はクリーンなオフホワイトの内装やキャデラック 500ci E/Gも再現されて、それぞれ、スーサイドドアやチルトトップカウル越しに見て取れます。そこに、'05年にビリー・ギボンズ氏が来日した際に現車のルーフに氏のサインを頂きました。 そんな特別なHW Legends "CADZZILLA"を堪能して下さいませ。 ※全2回に分けて紹介しています。2回目はメカニカルセクションを紹介です。 https://muuseo.com/twinmill/items/1343 ※LEGENDS CUSTOM RODSのCADZZILLAはこちら。 (製作会社のBOYDとボディカスタムについて記載) https://muuseo.com/twinmill/items/1019
https://muuseo.com/twinmill/items/1342
LEGENDS CUSTOM RODS (1/4)
Custom Rods / Cadzzilla HotWheels Legends Series - 4car Set 〈Custom Rods Car Set〉 "LEGENDS"とシリーズ化する前に発売された米国カスタムメーカーで有名だったボイド・カディントンが手掛けたカスタムカーの有名車をSetしたモノとなります。 ボイドは "Hot Rods by Boyd" のブランド名で有名なカスタムメーカーで、基本的には過去の車を現代のデザイン思想に融合させたハイテック・カスタムが得意とし、ワンオフモデル系が多く、いわゆる昔のコーチビルダー的な存在です。また、チップ・フース氏やラリー・エリクソン氏等、デザイナーを有名にしてブランドイメージを高めたりしました。代表のボイド・カディントン氏は逮捕されたり、経営破綻したり、亡くなった時(死因不明)まで何かと話題になりましたが、氏がいなかったらワンオフカスタムの需要と供給の復活は難しかったと私は思ってます。そのHot Rods by Boydを代表とする4台の有名車がこのSetとなります。 ※BOYD LEON CODDINGTON(1944-2008): Hot Rodデザイナー、経営者 LEGENDS CUSTOM RODS このLEGENDSシリーズが誕生する前に米国カスタムメーカーで有名だったボイド・カディントンが手掛けたカスタムカーの有名車をSETしたモノです。よってLEGENDSの名前はありませんが、専門書ではLEGENDSの扱いとなってます。 ボイドは「Hot Rods by Boyd」のブランド名で有名なカスタムメーカー(日本ではビレットパーツやホイールで有名)で、基本的には過去の車を現代のデザイン思想に融合させたハイテック・カスタムが得意とし、ワンオフモデル(ハイダラー系モデル)が多く、いわゆる昔のコーチビルダー的な存在です。また、チップ・フース氏やラリー・エリクソン氏等、デザイナーを有名にしてブランドイメージを高めたりしました。代表のボイド・カディントン氏は一時は逮捕されたり、経営破綻したり、亡くなった時(死因不明)まで何かと話題になりましたが、氏がいなかったらワンオフカスタムの需要と供給の復活は難しかったと私は思ってます。そのHot Rods by Boydを代表とする4台の有名車がこのSETとなります。 ※BOYD LEON CODDINGTON(1944-2008): Hot Rodデザイナー、経営者 〈Cadzzilla〉 米国ロックバンド ZZ TOPのビリー・ギボンズ氏がオーダーしたキャデラック。デザインは元GMデザイナーのラリー・エリクソン氏。'48年型キャデラックをベースにフルカスタムされたCadzzilla(キャジラ)。ラリー氏はフロント周りから、どうやって後ろまで流れるラインを今('90年代当時)の技術を持ってデザインするか?特にフロントウインドーガラスの処理が当時はカットや流用しか無く、それでは綺麗なラインが成形出来なく悩んだそうです。そこにビルダーのクレイグ・ナフ氏が「好きなラインをデザインしろ!俺が何とかする」と力強い言葉があり、当時では画期的なワンオフのウインドーガラスにて綺麗なルーフラインが誕生した逸話があります。そしてついに完成したCadzzilla。名前の由来はCadillac、ZZ Top、Godzilla(ゴジラ)の合わせた造語。ナンバープレートが「I8TOKYO」と言う「東京を喰うぞ!(I ate TOKYO)」がゴジラを想像させます(別の解釈もあります)。ちなみに同じLEGENDSの2CAR SETのモノとはナンバープレート色が違います。 そんなCadzzillaを1/64のHotWheelsで類の無い美しい車両を堪能して下さい。 ※添付映像はZZ TOP「My Head's In Mississippi」のOFFICIAL MUSIC VIDEOです。Cadzzillaがチラホラ登場します。 https://m.youtube.com/watch?list=PLaFHewP8K7d9Dy8SwDdixeRLokkBBZ_2e&v=0968f0VWvd8
https://muuseo.com/twinmill/items/1019

Default
  • このフロントから後方に向かって傾斜のついたデザインが格好いいです!
    エンジンや内装の作り込みもアツいですね😄

    返信する
    • File

      TWIN−MILL

      2019/11/26 - 編集済み

      コメントありがとうございます!
      05年にオーナーと一緒にこのCADZZILLAも来日したんです😁。
      いやぁ、本当、綺麗で彫刻的な美しさを持ったクルマでした👍。
      このHWはその関係者も携わっているので、ミニカーとしても実車の特長、カスタム、見えない所までフォルムを崩さず再現されています😁👍。いやぁ、アツいです👍

      返信する
  • File

    Koshichi

    2019/11/29

    ビリーのサイン入り⁉️😳
    す、凄すぎる・・・😵

    返信する
    • File

      ace

      2019/11/29

      ココに来てなかったら拝めませんでしたからね😆
      ありがたいこってす✨😁
      にしても羨ますぃーーー‼️

      返信する
    • File

      Koshichi

      2019/11/29

      ですよねー🤣
      僕も羨ますぃー‼️

      返信する
    • File

      TWIN−MILL

      2019/11/29 - 編集済み

      コメントありがとうございます!
      はい。本物です😁👍。
      実車もビリーさんも今ではなかなかお会い出来ません😁。
      いやぁ緊張しましたよ。でも、チャメっ気のある方でもあります。
      当時、このHWに「これは何処に売っているんだ?」って知っているはずなのに聞いてきましたから😁。

      File
      返信する