5月14日の出来事
初版 2021/05/14 20:51
改訂 2021/05/14 23:31
今から89年前の1932年5月14日、チャールズ・チャップリンが初来日。
そこで、チャップリン来日89周年(来年に回した方がよかったか...😆)を記念して、当館のチャップリン関連アイテムをご紹介!
といっても、全て映画のパンフレットですが(^^;)💦
キッド/ゴルフ狂時代(1921年)
黄金狂時代/犬の生活(1925年/1918年)
サーカス/兵隊さん(1928年/1918年)
モダン・タイムス(1936年)
独裁者(1940年)
殺人狂時代(1947年)
ライムライト(1952年)
以上のパンフレットは、1972年と1975年に東宝東和が「ビバ!チャップリン」と題したリバイバル上映を行った時に映画館で観て購入したもの。確かモノクロの表紙が72年、カラーの表紙が75年だったような...
どちらかというとモノクロの表紙の方が好きです。
チャップリンは生涯で4回来日していますが、初来日した1932年5月14日の翌日、犬養毅首相が暗殺された五・一五事件が発生します。首謀者の海軍青年将校は、チャップリンの暗殺も計画していました。青年将校は、チャップリンの来日翌日に首相官邸で歓迎会が行われることを新聞で知り、その歓迎会を襲撃する計画を立てたのです。首謀者のひとりの古賀清志は、歓迎会を襲撃すれば「日米関係を困難にして人心の動揺をおこし、その後の革命進展を速やかにすることができる」と裁判で証言しています。
当時、チャップリンのお抱え運転手で運転だけでなくチャップリンの身の回りのことはなんでもこなし、チャップリンに気に入られ、誰よりも信頼される存在だった高野虎市は、親交のあった軍関係者から、一部勢力が企てているチャップリン暗殺計画の情報を得ます。
しかし、一度決めたことは絶対に曲げないチャップリンはおそらく訪日を中止することはないだろうと考えた高野は暗殺計画のことは知らせず、チャップリンの命を絶対に守ると決意します。
5月14日、チャップリンはシドニー夫人と高野と共に神戸港に到着し、数万人の人々に出迎えられました。一行が東京へ移動し帝国ホテルに向かう道中、怪しい車がついて来ることに気づいた高野は、急遽行き先を変更。チャップリンに車から降りて一礼するよう頼むと、何かを感じたチャップリンは高野に従いました。この時一礼した先は皇居。親日をアピールすることで、軍部の気持ちをほぐそうとしました。
翌5月15日、チャップリンは首相官邸での歓迎会に出席する予定でしたが、突然予定をキャンセルして両国国技館へ相撲見物に行きました。その夕方に犬養は首相官邸で暗殺され、チャップリンは事なきを得ました。高野の機転によりチャップリンの命が救われたのです。
こうして無事に帰国したチャップリンは数々の名作を生み出し、1978年に88歳で他界。チャップリンに信頼されていた高野は大豪邸をプレゼントされ、さらに深い絆の証しとして遺産相続人となりました。
もし、1932年5月15日の歓迎会に予定どおり出席していたら、前掲したパンフレットのうち、モダンタイムス以降は存在していなかったかもしれません。
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#ビバ・チャップリン
#五・一五事件
13f_shizu
2021/05/14 - 編集済みサーカス以外は
全部私も持っていると思います
行く先々で見つけると
つい買ってしまいます
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ts-r32
2021/05/14まだ買える所があるんですね!
ブックオフとかですかね。
コメントありがとうございます♪
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利右衛門
2021/05/14 - 編集済みこうやってパンフレット見ると、また映画を見たくなっちゃいますね。
チャップリンであれば尚更です🎵
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ts-r32
2021/05/14コメントありがとうございます😊
何度観ても笑える普遍的なスラップスティック!
私も、また観たくなりました😆
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