Wolfartaspis (head)

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Wolfartaspis cornutus
Belen Formation, Patacamaya, Bolivia
Devonian
最大幅 27.5mm

完全体、しかも良い状態のものとなると、市場で見た事がありません。ネット上でも画像情報は乏しく、American Museum of Natural History のサイトで完全体の写真を見る事が出来るくらいです。頭部だけの標本ならば、市場で時々目にします。これはそういった中では、1番良い部類の頭部標本だと言えます。複眼は縦列で最大10個。両側ともに綺麗に観察出来ます。特に面白いのは、写真2の様にポジ・ネガの組み合わせによって、本種の大きな特徴であるoccipital ringから伸びる棘の全体像が把握出来る事です。普通は先端が欠けたポジしか出回っていないのです。こんな風に真っ直ぐ伸びて、先端は丸みを帯びていたのですね!・・・このレベルで保存された完全体に出会える日は来るのでしょうか?

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