＜Order：Phacopida＞Sanchanさんのアイテムリスト

Andinacaste

Andinacaste legrandi Catavi Formation, Araca, Lapaz, Bolivia Silurian 全長 21mm シルル紀ボリビア産の三葉虫は、一寸珍しいです。また、デボン紀で大繁栄するPhacopsの仲間は、シルル紀ではまだ少数派です。そういう事で、比較的珍しい標本です。上面からの圧縮はありますが、完全体です。最後の写真は左眼で、複眼が確認できます。

Calmoniidae Andinacaste Phacopida シルル紀

Sanchan

Sinocybele baoshensis Pupiao Formation, Changputang Village, Shidian County, Baoshan City, Yunnan Province, China Middle Ordovician 全長: 肋棘を除いて35.5mm 雲南省保山市施甸県産。母岩割れの際に飛んでしまう事がほとんどである眼が両側ともポジ側に残った貴重な標本です。複眼を一部確認できます。左側の棘は一部飛んでしまっていますが、やむを得ないところでしょう。本種としては大型の個体です。小型の個体と比較して、頭部の比率が小さく、棘が短くなっています。

Encrinuridae Sinocybele Phacopida オルドビス紀

Sanchan

Flexicalymene (Huge!)

Flexicalymene senaria Neuville Formation, Near Quebec City, Quebec, Canada Upper Ordovician 全長 52mm この産地で長年活動している供給元が、今までに得た5cm超えの個体は3つしかなく、その中でベスト品だと言う事です。右側の圧縮はありますが、欠損はほとんど無い、非常に良い標本です。頭鞍部には小さなブツブツが観察されます。

Calymenidae Flexicalymene Phacopida オルドビス紀

Sanchan

Pateraspis

Pateraspis sp Pupiao Formation, Baoshan Village, Yunnan, China Upper Ordovician 全長 38mm 雲南省産。ケイルルス科としては幅広で、ずんぐりとした印象です。結構な希少種で、市場で滅多に見かけません。

Cheiruridae Pateraspis Phacopida オルドビス紀

Sanchan

Sinocybele sp.

Sinocybele sp. Yunnan, China Ordovician 全長 4mm 雲南省産。小さな個体ですが、ディテールがよく保たれた面白い標本です。中葉の幅が狭い、棘が短い、といった特徴があります。

Encrinuridae Sinocybele Phacopida オルドビス紀

Sanchan

Sinocybele 小

Sinocybele baoshensis Pupiao Formation, Yunnan, China Ordovician 全長 15mm 雲南省産。もともとはポジネガ標本でした。本種の眼はポジ側には残らず、どうなっているのか、直接観察出来ません。そこで、綺麗なネガを思い切ってつぶして、眼の移植を試みてみました。右眼は上手くいったのですが、左側は失敗してしまい、残念です。しかし、右眼の状態から、ロシア産のCybeleと違って眼柄がほとんど無いのが分かりました。Sinocybeleをネットで検索すると、長い眼柄が描かれている図が出てきますが、その様な種もあったのでしょうし、本標本の様な者もいる、という事なのでしょう。ディテールが保たれた、良い標本だと思います。大型個体と比較すると、頭部の比率が大きく、棘が長くなっています。（追記: プレパレーションを追加し、2024年10月7日に写真や記事を更新しました）

Encrinuridae Sinocybele Phacopida オルドビス紀

Sanchan

Vogesina aspera

Vogesina aspera Belen Formation, Patacayama, Bolivia Devonian 全長: 直線 46.7mm, 最大幅 34.4mm 頭は丸くて尾板は三角形をしている、他の地域では見かけない形をしています。Vogesina lacunaferaに比べると、頭部の厚みが大きくなっています。頭部のみの標本は時々市場で見かけますが、よく整った完全体となると、かなり稀です。Vegesina lacunaferaよりも、一段珍しいと思います。

Calmoniidae Vogesina Phacopida デボン紀

Sanchan

Calyptaulax calicephalus

Calyptaulax calicephalus Bobcaygeon Formation, Trenton Group, Eastern Ontario, Canada Ordovician 全長 33mm 上面から強く圧縮されていますが、ディテールはなかなか良い完全体です。頭鞍部のブツブツが観察できます。デボン紀に繁栄するファコプス目は、オルドビス紀では、まだちょっとマイナーな存在です。

Pterygometopidae Calyptaulax Phacopida オルドビス紀

Sanchan

Wolfartaspis (head)

Wolfartaspis cornutus Belen Formation, Patacamaya, Bolivia Devonian 最大幅 27.5mm 完全体、しかも良い状態のものとなると、市場で見た事がありません。ネット上でも画像情報は乏しく、American Museum of Natural History のサイトで完全体の写真を見る事が出来るくらいです。頭部だけの標本ならば、市場で時々目にします。これはそういった中では、1番良い部類の頭部標本だと言えます。複眼は縦列で最大10個。両側ともに綺麗に観察出来ます。特に面白いのは、写真2の様にポジ・ネガの組み合わせによって、本種の大きな特徴であるoccipital ringから伸びる棘の全体像が把握出来る事です。普通は先端が欠けたポジしか出回っていないのです。こんな風に真っ直ぐ伸びて、先端は丸みを帯びていたのですね！・・・このレベルで保存された完全体に出会える日は来るのでしょうか？

Calmoniidae Wolfartaspis Phacopida デボン紀

Sanchan

Liolophops

Liolophops sublevatus Ahrdorf Formation, Gees, Gerolstein, Eifel Region, Germany Middle Devonian 全長 26.6mm 同じ産地のGeesopsに比べて目が大きく、複眼は縦列で最大7個です。また、頭部は少し扁平で、前後に長くなっています。以前はそれほど稀では無く入手出来たらしいのですが、産地は閉鎖された様で、少なくとも私が三葉虫の収集を開始してからは、市場で滅多に見かける事は無く、Geesopsよりも稀だと言う印象です。

Phacopidae Liolophops Phacopida デボン紀

Sanchan

Pseudosphaerexochus

Pseudosphaerexochus sp. Taddrist Formation, Tafilait Region, Morocco Upper Ordovician 全長 62.5mm Joan Corbacho氏の著作”Moroccan Trilobites -Ordovician-“ p99に載っている標本です。ご本人から購入したものです。Eccoptochileに雰囲気は似ていますが、それよりも棘がほっそりとしています。また、尾板の最後端の棘が1本（Eccoptochileは2本、すなわちニ又）なのが、大きな違いかと思います。ただし、この二又かどうかというのが、一般的なPseudosphaerexochusとEccoptochileの鑑別点になっている訳ではない様です。

Cheiruridae Pseudosphaerexochus Phacopida オルドビス紀

Sanchan

Vogesina lacunafera ✖️2

Vogesina lacunafera Bolivia Middle Devonian 写真1〜4: 全長 27.7mm 写真5〜8: 全長 31.5mm 頭部は丸っこい一方、尾部は、ほっそりした三角形をしています。あまり他に見ない姿をした三葉虫です。Vogesina asperaに比べると、頭部が少し平べったい感じになっています。

Calmoniidae Vogesina Phacopida デボン紀

Sanchan

Psychopyge sp.

Psychopyge sp. Jbel Issoumour, Alnif, Morocco Middle Devonian 全長 77.3mm 頭部から前方に伸びるヘラ状の突起が最大の特徴のPsychopygeですが、この形にバリエーションがあります。この個体は、基部が幅広でくびれがあり、長さは短いタイプ。先端が少しふっくらしているのも特徴です。

Acastidae Psychopyge Phacopida デボン紀

Sanchan

Psychopyge elegans

Psychopyge elegans Jbel Issoumour, Alnif, Morocco Devonian 全長直線 97mm 頭部から前方に伸びるヘラ状の突起が最大の特徴のPsychopygeですが、この形にバリエーションがあります。この個体は基部が幅広く、くびれて前方へすらりと伸びる、バランスの取れたタイプ。その名の通り、優雅な印象です。両眼が黄色がかって綺麗に保たれています。完全なフライング仕上げの標本です。

Acastidae Psychopyge Phacopida デボン紀

Sanchan