- trilo_moto Museum
- 7F 贋物、レプリカ、コンポジット、補修が多い三葉虫標本
- Zlichovaspis のレプリカ1
Zlichovaspis のレプリカ1
なかなか精巧に作られたズリコヴァスピスのレプリカです。この三葉虫も贋物と表記されて売られていたものです。
レジンと土の粉を混ぜ、本物の三葉虫から作られた型に入れて作られたものです。母岩と三葉虫は、のちほど貼り付けられているので母岩と三葉虫の接着部がわずかに色が違います。
三葉虫はカーボンの黒い粉で着色されています。レジンの気泡が抜ける時に出来る穴が、よく見るとあります。また、複眼や表面の質感は再現出来ていないです。
100%作り物の三葉虫は、気泡の穴がないか?複眼がはっきりわかるか?や、質感で判断できますが、高度な技術で三葉虫の一部を補修したり、欠損部をレジン等で補修されたものを判断するのは、私では難しい場合があります。
(Zlichovaspisはモロッコ三葉虫のルームに展示してあるので、質感の違いを確認してみて下さい。)
Shimomotoyama3
1 day ago - 編集済みリフォロー、良いね等ありがとうございます
三葉虫化石の贋物事情、非常に興味深いです
私が熱心に収集していた考古資料にも、贋物が大量に出回っていますね
縄文の土偶、翡翠勾玉、先史中国の青銅器やエジプト文明のファイアンスなどに特に多いです
考古資料の場合も化石と大体同じで古色で真贋を判断します(特に日本の考古遺物の贋物に関しては稚拙なものが多く、お話にならないです、しかし慣れていない方が高額で買っていきます)
仰る通り三葉虫化石の巧妙な補修品は、判断が難しそうですね
一応樹脂補填や接着跡はブラックライトで蛍光反応するものもありますが、
やはり人間には再現できない精密構造(複眼など)が残っているか、が一番の判断基準になり得ると個人的にも思っています
しかし特にモロッコ産のカンブリア紀三葉虫の真贋判定は私にはまだ早そうです
トリロモト
about 13 hours agoこちらこそフォロー、いいねありがとうございます。
先日、とある縄文遺跡の考古館に立ち寄りました。縄文土器や土偶は三葉虫に似たところを感じ興味があります。
やはり、人間が作ったものなので、美術品と同様に考古資料で美術的価値があるものは偽物が作られるんですね。
三葉虫も美術品としての価値が大きいので偽物もたくさん作られるんだと思います。
実物を見ると、なんとなく補修をしているかわかるのですが、写真で判断するのは難しいですね。多少の補修は許容しないと三葉虫は集められないと感じています。