1998 USA ガイコツの切手

0

ピンクの半ズボンを着た男子が、ガイコツと戦っている、、、謎な図柄です。

右側に書かれた言葉から、体の不調を治す薬物の宣伝であることが読み取れますが、どうやらそういう「科学を盲信した」初期の薬物は逆に健康を害した例が多々あったようです。この切手は、そんな「健康に悪い薬や不純物の混ざった食品」を売ることを禁止した、法律についてでした。

図柄は当時のポスターのようです。最先端の科学を謳った薬のビンで死神を撃退する構図で、長生きしたいと思う人たちに「いかがわしい」薬を売った。そんな歴史を取り上げているのですね(う〜ん、難解な)。

これも1900年〜1910年までの10年間を振り返ったシリーズの中の一枚です。

発行国:アメリカ
発行時期:3 February 1998
切手タイトル:The Pure Food and Drugs Act of 1906 / 食品や薬物に害のある混ぜ物をすることを禁じた法律
図案:1906年当時の薬物の広告ポスター

#切手 #ガイコツの切手 #アメリカの切手 #アメリカ #ガイコツ #人体骨格 #stamp #skeletononstamp #postagestampusa #usa #skeleton #humanskeleton

Default
  • File

    T. S

    2023/12/18 - 編集済み

    こういう昔の人のセンスって、面白いのがありますね。現代人には思いつかない、といいますか。

    返信する
    • File

      tomonakaazu

      2023/12/18

      「昔の人のセンスって」

      まったくですね。。きっとまだこの頃は、死神があなたを選んでしまった、という感じの生死感が残っていたのだと思います。で、ガイコツ。

      返信する
    • File

      T. S

      2023/12/18

      丹波哲郎さん独自の世界で霊界について語ってましたね。映画も(笑)

      返信する
  • Lion

    toy ambulance

    2024/07/03 - 編集済み

     ホルバインの死の舞踏のシリーズにありそうな図柄ですが、死を打ち負かしそうなところがポイントですね。

    File
    返信する
    • File

      tomonakaazu

      2024/07/03

      toy ambulanceさん。
      「死の舞踏のシリーズ」知りませんでしたー。
      ガイコツが笑っていますね、、、♡
      興味深い画像のご紹介、ありがとうございます!

      返信する
    • Lion

      toy ambulance

      2024/07/04

       「死の舞踏」は連作で、死にとりつかれた色々な人が出てきます。
       勿論、ここでの骸骨は死の象徴です。 
       ネットで画像検索すると他の絵も見ることができますよ。
       

      返信する
    • File

      tomonakaazu

      2024/07/04

      なるほど、たくさん出てきますねー♡
      「死にとりつかれた」人たちは、死神に矢を射ってもらうべく、集まってくる、という発想がすごいです。

      File
      返信する
    • Lion

      toy ambulance

      2024/07/04

       このカラー図版は初めて知りました。
       タッチや画法から見て、ホルバインの作品では無く、イタリアの絵画のような気がします。
       いずれにせよ、メメント・モリと言う言葉があるように、この時代のヨーロッパでは死は身近なテーマだったのでしょうね。

      返信する
    • File

      tomonakaazu

      2024/07/05

      toy ambulanceさん、とても正しいです。

      「死の舞踏」でググって読み進み、勢いでホルバインから離れていました、、。原典はこれ↓で、
      https://tinyurl.com/ydwa45v2

      図版の解説には、
      「画像は、本「勝利と死の踊り」、または「クルゾーネの死の踊り」からのものです。ベルガモ県のピソーニュの死の教義、歴史的および芸術的観察」
      と出てきました。

      返信する
    • File

      tomonakaazu

      2024/07/05

      これは?
      ホルバインの作品でしょうか、、?
      うーん、これも違うかな。

      楽しそうに踊ったり楽器を演奏するガイコツたち。
      このルームの主人公たち♡

      File
      返信する
    • Lion

      toy ambulance

      2024/07/06

       ホルバインの死の舞踏の図版は40枚以上あるみたいですが、ネットで網羅的にみることが出来るのはなさそうです。
       キンドル用の電子図書でそれらしきもの1点がヒットはしましたが…
       私は昔、京都で「デューラーとドイツルネサンス展」を見た際に8点ばかり見ましたが、いずれもいろんな職業や立場の人が死に絡め取られるモチーフでした。

      返信する
    • File

      tomonakaazu

      2024/07/06

      ホルバインの『死の舞踏』が21枚掲載されたリンクを発見しました。(やはり、上記コメントの楽器演奏ガイコツは違う作者でした)

      https://publicdomainreview.org/collection/hans-holbeins-dance-of-death-1523-5/

      ホルバインの図版からのお気に入りは、騎士とガイコツが戦うこれ↓かな、、。確かに、この切手の原画はホルバインに影響を受けたかも!と納得しました。toy ambulanceさんのコメントのおかげで、いろいろ訪ねて面白かった&とても勉強になりました。ありがとうございます!

      File
      返信する
    • Lion

      toy ambulance

      2024/07/06

       サイトのご紹介、ありがとうございます。
       掲載掲載されている版画は21枚ですが、シリアルナンバーが3から39になっているので、確か41あるらしい図版からのピックアップかも知れませんね。

      返信する