ブドウ石 プレーナイト

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プレーナイトの名前は、オランダが南アフリカを植民地化していたときに喜望峰地域の統治者であったヘンドリック・フォン・プレーン (1733-1785) に由来しています。H. フォン・プレーンは確かに優れた鉱物収集家の一人で、ヨーロッパで流行しており、喜望峰の近くで発見された新しい鉱物をどういうわけか入手したと社会に報告していました。1790年、初めて新しい鉱物に私名が付けられました。

プレーナイトは熱水型の成因で玄武岩晶洞やアルプス型の鉱脈中に方解石、曹長石、緑簾石普通は狭い四角板状結晶が放射状に集まってブドウ状の集合体になって発見されます。

マリのプレーナイトは2005年頃に新たに発見された鉱床でかなりの量が採掘され、宝飾品用に出荷されています。
他の産地と比べてマリ産のブドウ石は比較的透明度が高いのが特徴です。
見事な緑簾石を伴う葡萄石の貴重な標本として眺めるのが最も見応えがあります。

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