【バスミニチュアカーコレクション No.1608 ウッド 日野 RE120 福島交通】

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株式会社ウッドが、日本で最初に北海道から沖縄までのバスをモデル化したメーカーで、売れそうな大都市のバスばかりではなくローカルなバスまでモデル化を1970年代後半から発売してきたことは特筆に値します。
ただ、全国のバスをモデル化はしましたが、路線バスの車種は日野REの前中扉車が1種、観光バスは前扉1種だったため、後扉のユーザーや日野車を採用していないユーザーもすべて日野REで再現されることになります。
また、他社がシールや近年ではタンポ印刷で再現しているボディグラフィックは、タンポ印刷で再現されています。
このモデルは初期のモデルでシャーシもダイキャストであったため、TOYとして作られたモデルとしてはいい味を出していると思います。
1970年代から1980年代の全国のバスの貴重な塗装再現資料としての存在価値があると思っています。
その後、ウッドからニシキ(現在は錦)に1984年に移管され、ニシキは販売代理店のダイカスケールを2015年に設立し、現在もダイカスケールの愛称で生産販売が続けられています。
このモデルは、福島県の福島交通の路線バスをモデル化したものです。
福島交通の起源は古く1907年に創立した信達軌道が前身ですが、1980年代頃からのモータリゼーションの波に飲み込まれ、不動産部門と分離し、新福島交通としてスタートしましたが1999年に自己破産、その後本体の福島交通も2008年に会社更生法適用申請し、経営共創基盤がスポンサーになりようやく黒字化し現在に至っています。
このバスモデルが発売されたころから40年余り、福島交通の歴史を見てもバス事業の環境の変化を感じます。
日野RE120ですが折り戸の前扉と、引き戸の中扉のいわゆる路線バス仕様でモデル化されています。
このモデルのおおよその大きさはL:110 W:25 H:30 1/100、裏板にはウッド RE120 Hino ダイカスケール S=1/100 MADE IN JAPANと刻印されています。

モデルメーカーはウッド、ブランドはダイカスケール バスシリーズ、スケールはS=1/100

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