1960年代製作 DUCKER&SON別注 トランピングブローグ・オックスフォード 461

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1960年代の製作と思われるDUCKER&SON別注の内羽根のトランピングブローグです。1960年代のカタログでは「461」とされている靴です(画像8赤丸)。この説明では「stout gorse hide」という素材となっていますが、頑丈な成牛(生後2年以上経過した牛)の革ということだと思います。実際、カーフと比較すると非常に厚手の革で、磨いても光らないマットな表面です。ラストは爪先に余裕のあるラウンドトゥの58です。シングルウェルトでフルライニング(裏打ちの革があること)になっています。ソールはオープンチャネルで、ヒールトップはラバー無しの化粧釘一列です。この靴には兄弟靴の外羽根の250という靴がありますが、ストームウェルトの250の方がごつい感じです。461はタンの部分の両側はアッパーには縫い付けになっておらず、このあたりも250とは違います。1970年代以降はほとんど作られることのなかった珍しい靴だと思います。
イーベイで購入してから10年以上経ちますが、本当に頑丈な靴です。スマートとはとても言えませんが、長く歩いてもあまり疲れもせず、北海道のような田舎を歩くには最適です。

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