目指すおせちは‥‥
以前は家族でおせち料理を作っていました。 2011年のおせちです。このときの銀杏は北大の構内から採ってきたもので、大変上手く出来ました。田造り(クルミ入り)もぴったりの味付けでした。 使い勝手の良い六寸重を使用しました。 本来は五段重ですが、実際に使用したのは四段だけです(笑)。 明治12年(1879年)製作 六寸五段重 「網代木(あじろぎ)」 https://muuseo.com/shinshin3/items/434 グリーン参る 器は明治12年製作の若狭塗を使用。 こちらは翌2012年のおせち。このときは左上の焼き豚の製作に非常に難渋し、はっきり言って他は手を抜いています(笑)。 明治中後期 六寸半 四段重 竜田川 https://muuseo.com/shinshin3/items/273 グリーン参る このとき使用した明治中期の四段重。 最終的には若狭塗を使ってこんなおせちを作りたかったのですが、このレベルには死ぬまで到達できません。 「美しいおせちは隙間なくきっちり詰める」という鉄則が守られています。くわい等は北海道では入手しづらいですし、包丁技術をここまで追求するためには道場さんに弟子入りしなければなりません(笑)。 でも失敗しても楽しいおせち造り。またいつか挑戦します!
とーちゃん
2023/02/28 - 編集済み光に 透かされた光沢が、
素晴らしいですね。
煮しめにも、
優しい味わいを 感じます。
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グリーン参る
2023/02/28コメントありがとうございます。若狭塗の素晴らしさは、わずか0.2-3ミリの塗膜に海の底を見ているかのような奥行きを感じさせるところです。どこの産地にもこんな透明感はないと思います。
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