江戸期 文庫 硯箱

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文庫と硯箱です。文庫は長辺50センチほどの堂々たる作品です。沢山の稗模様の中に墨で描いたような黒い部分が交錯します。前衛的でモダンな印象がありますが、江戸期の作品であることは間違いありません。創意工夫に満ち溢れた素晴らしい文庫です。硯箱の変り塗も素晴らしい出来です。
共紙に「若州小濱 御塗物所 丸川州左エ門」と書かれており、この丸川氏が作者と思われます。若狭塗の文庫は大変珍しく、私はこれ以外の作品を一度も見たことがありません。

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    グリーン参る

    2022/07/21

    今日この文庫をもう一度開けてみたのですが、木口(緣)の金に菜種で凹凸を付けていました。本当に手が込んでいます。

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