靴のお色直し ~ とっても簡単!コバインキ

初版 2024/07/21 00:09

改訂 2024/11/20 23:04

靴の印象はアッパーはもちろんですが、それと同じくらい靴底のまわり「コバ」の状態に左右されます。

私が購入したチャーチのエラスティックスリッポンは、当初コバが色落ちして締まりのない感じでした。

アッパーの状態が良くても、ここが草臥れた感じだと何か凛々しくないのです。

そこでいつも頼りにしているグッズを用意しました。

それがこの「コバインキ」。コバインキには革用、合皮用がありますが、ここでは革底用を。私は「コロンブス」一択です。

自分のコバインキは使い込んで、すっかり瓶がインクで汚れた感じになっています(笑)。

蓋を開けると「インキを塗るスポンジ」が付属していて(通常スポンジはインキに浸かった状態です)、つまみ部分となった蓋を持って作業します。

これでコバをぬりぬり。

アッパーにインキが着かないように気を使いますが、実際はとても簡単で着色性も良好です。両方の靴を慎重に塗ってもわずか1-2分しか時間は掛かりません。

多少精悍な感じになりました。

1980年代前半製作 ファイティングシール製 エラスティックスリッポン

https://muuseo.com/shinshin3/items/494

グリーン参る

コバが黒なら何の問題もないのですが、茶色の場合、元の色より薄い色のインキが相応しいです。ただ、昔よりインキの色のバリエーションが少なくなったのが悩みの種です(薄い茶の「チョコ」という色がなくなった)。

コバのちょっとしたお手入れで靴全体がシャープな印象になってとても効果的でので、是非使ってみてください。

1990年3月に行ったロンドンで、初めてエドワードグリーンのドーバーを購入しました。以来、ここの靴の虜になりました。質の良いしっとりとしたカーフ、美しい木型、無い物ねだりと分かりながら、この時代のエドワードグリーンの靴を今も追い求めてしまいます。
他に古い靴も修理して履いています。特に戦前の英国靴は素晴らしいと実感しています。

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    とーちゃん

    2024/07/21 - 編集済み

     とても 印象が変わりますね!

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      グリーン参る

      2024/07/21

      とーちゃんさん
      コメントありがとうございます。
      コバの色がビシッと決まっていると、格段にかっちょ良い靴に見えてきます(笑)。ここをきちんと手入れしていると、水も染み込みづらくなります。革底の傷みも防げて結果的に靴が長持ちします。

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