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ピンクトパーズ(黄玉)
ピンクトパーズはケイ酸塩鉱物の一種で、ガラスのようなキラキラとした光沢が美しい宝石です。
硬度は、クリスタルより硬い8で非常に硬い宝石です。
しかし、特定の方向に向かって割れやすい性質があり、ちょっとした衝撃でも内部に亀裂が生じたり、割れてしまったりすることがあるため、取り扱いには注意が必要です。
主な産地は、ミャンマー、ブラジル、パキスタン、エジプトで、日本でも滋賀県や岐阜県でごく少量産出されます。
トパーズの和名は黄玉で、名前の通り黄味がかった透明な色の石が有名です。
しかし、実際には含有する不純物によって発色する色が異なり、黄色の他にもオレンジ、ワインレッド、ブルーなどさまざまな色合いがあります。
中でもピンク色に発色するピンクトパーズは、酸化クロムの影響で鮮やかなピンク色に発色し、希少価値が高い宝石です。
ピンクトパーズにはパキスタン産の天然に発色したものと、ブラジル産のオレンジ色のトパーズを加熱処理したものがあります。
パキスタン産のピンクトパーズは少し紫色がかかっているのが特徴です。
ブラジル産のピンクトパーズは、元のオレンジトパーズのオレンジ色が濃ければ濃いほど鮮やかなピンク色になります。