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アポフィライト(魚眼石)
アポフィライトの語源は、ギリシャ語の「葉のように簡単に剥がれる」という意味から来ています。 アポフィライトに熱を加えると、驚くほど容易に剥がれ落ちることから、命名されたということです。和名の方は「魚眼石」と言われています。アポフィライトの表面の輝きが魚の眼に似ている所から名付けられました。 鉱物的には、カリウムと水酸基を含んだカルシウムの珪酸塩鉱物です。表面を割ってみると、真珠貝の裏側のような輝きを有していて幻想的なのが特徴です。 色も多彩で希少価値の高いパステルグリーンや、ピンク、黄色、白色、灰色と華やかで賑やかな色があることから人気があります。 しかし、たいへん脆いという一面もあり劈開性があるため、少しの力で割れてしまいます。加工するのは至難の業といっていいでしょう。 ゆえに、そのまま適度な大きさにカットして原石感を楽しみながらワイヤーなどで括りペンダントにするなどの方法でアクセサリーとして楽しむ人が多いようです。また白系のアポフィライトは水晶の原石と似ているため、水晶と勘違いされがちです。 アニメではフォスフォフィライトと間違われてましたね。
一方向に完全 1000円 ミネラルショーSasaki Aya
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タンザナイト(ブルーゾイサイト)
タンザナイト (Tanzanite) は青~青紫色を有する多色性の宝石で、灰簾石(黝簾石、zoisite、緑簾石グループ)の変種。12月の誕生石の一つ。 1967年、東アフリカのタンザニアのアルーシャ地区メレラニ鉱山で、ルビーを探していたマニュエル・ト・スーザーは、それまで採掘されていた不透明のピンク色や緑色とは全く別種の青色のゾイサイトを発見した。これをアメリカ合衆国の宝石商ティファニーが見いだし、宝石として知らしめ、1980年代にはアメリカを中心に人気を呼ぶ石となった。近年の人気を受けて類似石や精巧な合成品も多く出回っており、取引や鑑定に際しては注意を要する。 「タンザニアの石」を意味するタンザナイトは、その名が示すとおり、キリマンジャロの夕暮れ時の空を映し出したような美しい青紫色をしている。多色性という特徴を持っており、見る角度によって青色や紫色が強くなる宝石である。同時に青と紫、紫と赤を有することもある。また自然光の下では透明感に満ちた美しい群青色に、夜のライトや白熱灯の下では高貴な紫色に、蛍光灯の下では青色に輝く変化も見られる(ただしアレキサンドライトの変色性ほど劇的ではないため、変色性があるとは言わない)。この特長により、ブルーサファイアとの鑑別が容易であると言える。以前はタンザナイトがブルーサファイアに似ていたこともあり、多色性が少なく、青味が強いもののほうが高い評価を受けていたこともあった。しかし、タンザナイトはサファイアとは全く違った観点から評価を下すものという動きに変化し、現在では多色性の強いものほど高い評価を得ている。色に関しては濃い紫、濃い青が出るものほど財産的価値は上昇し、反対に色が薄くなればなるほど価値は下がる。タンザナイトの原石そのものはインクルージョン(内包物)が多い。青色の透明色を出すためには、原石を加熱加工する。 タンザナイトはモース硬度が低く、宝石の中でもかなり傷がつきやすい部類に入る。しかも、劈開性という衝撃に対してもろい性質も持つため、大切に扱わないと割れてしまったり、欠けてしまうこともある。超音波洗浄器は禁忌である。 石言葉は、「誇り高き人(高貴)・冷静・空想」。 一般的に、タンザニア付近で採掘されたゾイサイトを特にタンザナイトと呼称している。近年、タンザニア以外の産地のブルーゾイサイトをタンザナイトとしていることがあるが、これが適切であるか否かは判断の分かれるところである。
北海道鉱物・クラフト展 2018年11月 ケイ酸塩鉱物Sasaki Aya
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ピンクトパーズ(黄玉)
ピンクトパーズはケイ酸塩鉱物の一種で、ガラスのようなキラキラとした光沢が美しい宝石です。 硬度は、クリスタルより硬い8で非常に硬い宝石です。 しかし、特定の方向に向かって割れやすい性質があり、ちょっとした衝撃でも内部に亀裂が生じたり、割れてしまったりすることがあるため、取り扱いには注意が必要です。 主な産地は、ミャンマー、ブラジル、パキスタン、エジプトで、日本でも滋賀県や岐阜県でごく少量産出されます。 トパーズの和名は黄玉で、名前の通り黄味がかった透明な色の石が有名です。 しかし、実際には含有する不純物によって発色する色が異なり、黄色の他にもオレンジ、ワインレッド、ブルーなどさまざまな色合いがあります。 中でもピンク色に発色するピンクトパーズは、酸化クロムの影響で鮮やかなピンク色に発色し、希少価値が高い宝石です。 ピンクトパーズにはパキスタン産の天然に発色したものと、ブラジル産のオレンジ色のトパーズを加熱処理したものがあります。 パキスタン産のピンクトパーズは少し紫色がかかっているのが特徴です。 ブラジル産のピンクトパーズは、元のオレンジトパーズのオレンジ色が濃ければ濃いほど鮮やかなピンク色になります。
一方向に完全 ケイ酸塩鉱物 Al2SiO4(F,OH)2Sasaki Aya
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ヘモミルファイト(異極鉱)
語源は、(半分 hemi)と(形 momr)という2つのギリシア語を合わせたものです。 ヘミモルファイトは和名で"異極鉱"と呼ばれるように異極像の結晶構造を持ち、亜鉛鉱床の酸化帯に産出する珪酸塩鉱物の一つです。このような微細な結晶の集合した形を”コロチャーム”と呼び、まるで霜のような構造で、先に発生した結晶を後から発生した結晶が支配していきます。 マラカイトやロードクロサイト(インカローズ)、カルセドニも同様な成長をすることで知られています。 私の所持しているものはミニミニサイズです。 お手頃価格でした。 可愛らしい標本です。
二方向に完全 900円 ストーンマーケットSasaki Aya
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ジルコン(ヒヤシンス鉱)
キュービック ジルコニアと混同されてしまうこともあるジルコンですが、実は世界最古の鉱物として、地球の成り立ちの解明にも貢献しています。 ダイヤモンドと同じ金剛光沢のジルコンは、ファセットカットすることでファイアと呼ばれる虹色の輝きを見せてくれる美しい石です。 オーストラリア西部にて、約44億年前にできたものが発見され、現段階で“地球上で最も古い鉱物”と認識されているのがジルコンです。 マグマが冷え固まることでできる火成岩(かせいがん)の中から結晶として産出される、地球上に広く分布するケイ酸塩鉱物です。 また、岩石が風化や侵食されることでできる堆積岩(たいせきがん)中の、砕屑物(さいせつぶつ)としても存在しています。これを「ジルコンサンド」と呼びます。 陶器などに色付けする際の釉薬(ゆうやく)に用いられたり、工業製品の原料や研磨材に用いられたりと、幅広い用途のある鉱物でもあります。 ジルコンの語源は、アラビア語で朱色の意味の「zarqun」や 、ペルシャ語で金の意味の「zar」と色の意味の「gun」を由来とする説など、さまざまなものがあります。 また、和名になっている風信子に関しては、ギリシャ神話に出てくる美少年ヒュアキントス(Hyakinthos)の名に由来するといわれています。 最古の鉱物として知られるジルコンは、放射年代測定のひとつであるフィッショントラック法(FT法)により、岩石などが形成された年代を調べるために用いられる、主要鉱物としても採用されています。 地球誕生からの古い歴史を知る上で、最も重要な鉱物のひとつでもあるのです。 ダイヤモンドにも引けをとらない、ファイア(ディスパージョン)と呼ばれる七色の煌(きらめ)きを有するジルコンは、ダイヤモンドと比較してリーズナブルで、さまざまな色合いがあり、大粒の美しい石も採石されることから愛好家の多い宝石です。 特に、カンボジアから産出されるブルー系のジルコンは最高品質のものが多く、人気があります。 このさまざまな色合いは、ジルコンの、熱によって色が変化する特性によるものです。そのため、カラージルコンはトリートメントの加熱処理により、カラーコントロールしたものが数多く流通しています。 こちらはナチュラルカラーです。 オレンジ系です。
なし ハフノン 北海道鉱物・クラフト展Sasaki Aya
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モルガナイト(モルガン石)
この石はエメラルドやアクアマリンと同じ、ベリル(緑柱石)という鉱物の一種です。ベリル系の石には、色によって様々な呼び名が付けられています。例えば、緑色はエメラルド、水色はアクアマリン、黄色はヘリオドール、無色はゴシュナイトなど。以前は「ピンクベリル」という名前で流通していましたが、1911年ごろ、熱心な宝石愛好家であるJ・P・モルガン氏にちなんで「モルガナイト」と名付けられました。モルガナイトの優しいピンク色は、主に含有されるマンガンによるもの。そのため、オレンジがかったピンク、白っぽく淡いピンク、紫がかったピンクなど、色に個体差があります。 モルガナイトは「清純・愛情・優美」を象徴する石。母ような愛と癒しの波動に満ち溢れ、傷ついた心を優しく包み込んでくれるようなヒーリングストーンです。アクアマリンと同じ石質を持つため、乾いた心に潤いをもたらし、愛が染みわたるように優しく癒してくれることでしょう。穏やかな顔つき、優しい言葉、落ち着いた仕草…すべてに愛情のこもった行動や思考を促し、忙しい毎日のストレスを落ち着かせてくれるといわれています。心を開いて、モルガナイトの愛に満ちた癒しに身をゆだねてみて下さい。 この石の愛らしいピンク色は、ハートチャクラを活性化し、愛を引き寄せて維持する力を持つといわれています。自然と湧き出るような謙虚で穏やかな愛情を育て、知恵・洞察力・感性を高め、持ち主の魅力を引き出して、愛し愛されるような人物へと成長できるよう、導いてくれるでしょう。恋愛がいつも長続きしないという人は、ぜひこの石を身に付けてみて下さい。愛を求めるよりも、惜しみなく与えるという美徳を授け、信頼関係をよみがえらせて、心が結びついて愛の絆が深まると伝えられています。 モルガナイトに惹かれる人は、少し寂しがり屋なところがあるようです。精神的にはとても安定しているものの、いつも誰かの愛情を求めているのではないでしょうか。愛を求めるなら、まずは自分から愛情を示すことが大切です。この石を身につけると、内に秘めた大きな愛情をどのような形で表せばいいのか、その方向性を指し示し、心を通わせたい人との関係が密接になるよう導いてくれるでしょう。 ちなみに私のものは透明度は全くありません。 ビーズだとローズクォーツに似ていますね。
600円 北海道鉱物・クラフト展 2018年11月Sasaki Aya
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アクアマリン(緑柱石)
アクアマリンは、3月の誕生石として有名ですね。 身につけると、まるで穏やかな海に身をゆだねているような、清らかな癒しのエネルギーで満たしてくれます。 それは、海がすべての生命の源であるからでしょうか。母なる存在の海は、私たち生命にやすらぎと穏やかな癒しをもたらしてくれるようです。 海のような癒しをもたらしてくれるため、周りの人に対しても優しく穏やかな気持ちで接することができるようになるなど、コミュニケーション能力をUPしてくれるといわれています。 また、人と人を調和させるパワーも持ちますので、仲違いしている夫婦や恋人には、仲直りのキッカケをそっと与えてくれるでしょう。 その名のとおり海とのかかわりも深く、船乗りたちの間では航海安全や豊漁のお守りとして大切にされてきました。海だけではなく、旅行などにも身につけていくと不慮の事故や災害から身を守ってくれるでしょう。 アクアマリンは別名『天使の石』と呼ばれ、美しい若さと幸せな喜びを象徴するとされています。『幸せな結婚』を象徴するとともに子宝に恵まれる石としても人気の石ですので、結婚を控えている人への贈りものとしても喜ばれるでしょう。 その春の色世界を思わせる色彩は見る人を幸せな気持ちにさせるパワーに満ちています。 夜になるといっそう輝きを増すため、『夜の女王』と呼ばれることもあるアクアマリン。その特性から『人生の壁や暗闇に迷った時、新たな希望の光をもたらす』といわれています。 身につけることにより、これから進む人生の航海に希望の光で持ち主を守ってくれるでしょう。 その魅力は、フランス王妃"マリーアントワネット"がダイヤとともに愛してやまなかった宝石であると伝えられているほど。 中世ヨーロッパでは、ロウソクなどの夜の照明の中でとりわけ美しく輝くことから、夜会用の宝石「夜の女王」としても好まれていました。 また、"月の光を受けて輝く"という幻想的な特性を持つ宝石であるため、別名「人魚石」とも呼ばれることがあるそうです。 神話では『海の精の宝物が浜へと打ち上げられ宝石になった』とされるアクアマリン。 美しい海をちいさな石に閉じ込めたような、広く深い世界を感じさせる宝石ですね。 古代ローマでは、月の女神『ディアナ』の石とされています。 『ディアナ』は太陽神"アポロン"の妹であり、勇敢で活動的な女神であったと伝えられています。 そんなさわやかな女神のイメージどおり、深い透明感のブルーは、どこか凛とした雰囲気を感じさせます。
ブルートパーズ 800円 ケイ酸塩鉱物Sasaki Aya
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アクアマリン(藍柱石)
アクアマリン(Aquamarine)は、青色のベリル(緑柱石)である。名前はラテン語の「海水」を意味する語から。緑柱石のうち透明でスカイブルーの色調のものの宝石名。和名は藍玉もしくは水宝玉。エメラルドより低価格で市販品の多くは緑色から黄褐色の緑柱石を熱処理したもの。サンゴ、ブラッドストーンとともに3月の誕生石。主要原産地はマダガスカル、ブラジル、シベリア等。石言葉は「勇敢・沈着・聡明」。字義どおりには「海の水」を意味する。 化学組成はベリル(Beryl)の主成分であるアルミニウム珪酸塩と、色の成分であるベリリウムでできている。結晶系は六方晶系、モース硬度は7と1/2。緑のエメラルドや黄のヘリオドールを熱処理(トリートメント)によってアクアマリンの色に変化させる事が可能。 アクアマリンはその名の通り海の色をした宝石だが、海に投げ入れると瞬時に溶け込んでしまうと言われるほどで、その事から古いヨーロッパの船乗り達は、この石を海の力の宿ったお守りとして大切に持っていた。ブラジルのサンタマリア鉱山で採掘される深いマリンブルーの石が最高品質とされているが、現在は枯渇状態である。しかし最近では他の鉱山でもこれと同様の品質の石が採掘されており、現在ではこの深いマリンブルーの物を一般的に「サンタマリア」若しくは「サンタマリア・アフリカーナ」と呼んでいる。それ以外にも産地としてはスリランカ、マダガスカル、ロシア、パキスタン、アフガニスタン、インドなどが知られている。 特殊効果として有名なものはシャトヤンシーの出るアクアマリンキャッツアイがあるが、なかなか宝石質の物が少なく非常に稀少で市場ではあまり見ない。それ故ほぼコレクターズアイテムとなっている。 なお、日本ジュエリー協会では正式名称をアクワマリンとしているため、この名で店頭に出ていることも多々ある。
ブルートパーズ 不明瞭 800円Sasaki Aya
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ゴシェナイト/ゴシュナイト/ゴーシェナイト
ベリル(緑柱石)の中でも無色透明なものを、ゴシェナイトと呼びます。 ゴシェナイトが最初に発見されたのがアメリカ・マサチューセッツ州にあるゴーシェン(Goshen)でした。そのことから地名の一部を取ってゴシェナイトと命名されました。 化学成分から見た見地では、ベリリウムを主成分とするケイ酸塩鉱物に分類されます。 高い屈折率を誇り、ダイヤモンドに近い輝きを有することから、「模造ダイヤモンド」や「ダイヤモンド類似石」として機能していたこともありました。フォールス ネームとしてライン・ダイヤモンドと呼ばれている石はゴシェナイトのことです。 ベリルの中でもインクルージョン(内包物)の少ないゴシェナイトですが、その中でもさらに内包物が少なく無色透明度の高いゴシェナイトは希少なため、高い価値を誇ります。 フォルスネームとは誤った名称を意味します。見た目の似ている、より価値の高い宝石名を意図的に付けることで、消費者に錯覚を覚えさせる目的があります。またこれを転用して、“価値の高い宝石のように美しい”ということを表現する目的で、通称として使用される例もあります。(例:ハーキマー産水晶=ハーキマー・ダイヤモンド) ライン・ダイヤモンド:ゴシェナイトの他には、ガラスやアクリル樹脂などで作られたラインストーンを指すフォールス ・ネームでもあります。
北海道鉱物・クラフト展 2018年11月 ケイ酸塩鉱物Sasaki Aya
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ヘリオドール(ゴールデンベリル、イエローベリル)
ヘリオドールは、ベリル(緑柱石)の中でも、黄色系の色をした石を表す宝石名で、3価鉄イオン(Fe3+)が発色要因の、ケイ酸塩鉱物です。 その色合いから「イエローベリル」、ゴールドのようにも見えることから、「ゴールデンベリル」などと、色名を冠した名称で呼ばれることもあります。 アクアマリンとともに、主にペグマタイト鉱床から産出される、きれいな六角柱状の結晶をした鉱物で、大きな塊(かたまり)で見つかることも多いのですが、宝石質であることはまれです。 1910年(1913年とする説もあり) に、ナミビア西部のエロンゴ州にある、同国最大のウラン採掘場所のロッシング(Rossing)鉱山にて発見され、命名されました。 ヘリオドールは、太陽のように輝くゴールド色をした石であったことから、ギリシャ語で太陽を意味するヘリオス(Helios)と、贈り物を意味するドロン(Doros) を組み合わせた、“太陽の贈り物”という意味の造語として命名されました。 「ヘリオドール」と「ゴールデンベリル」、「イエローベリル」は、厳密には3種とも異なる宝石名である、という考え方も業界の中にはあります。ヘリオドールは黄緑色のもの、ゴールデンベリルは黄金色に見えるもの、イエローベリルは黄色のものとする説です。 しかし、鑑別の際、この3種を分ける線引きはありません。このことが、普及を難しくしているのではないかと思われます。 また、鉄イオンが発色の要因になっているものを「ゴールデンベリル」「イエローベリル」、酸化ウランが発色要因に含まれるものを「ヘリオドール」と区別する説もありますが、明確に分けられないものが多く存在するため、普及していません。 加熱処理することでアクアマリンになります。 こちらのルースはクリーンアイです。 澄んだ黄色です。
3500円 ラクマ 2018年12月Sasaki Aya
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レッドベリル(ビクスバイト)
レッドベリル (red beryl) とは、赤色を呈する稀産の緑柱石(ベリル)である。別名、ビクスバイト (bixbite) 。エメラルドと同じ緑柱石であることから、「赤いエメラルド」と呼ばれることもある。 産出が非常に稀であり1カラットを越える大きさの石がほとんど取れず、採算が合わないため、この石が取れていたアメリカの鉱山は全て閉山した。現在は、かつて産した石が取引できるのみで、それも原石のままでカットなどはなされず、ほぼコレクターズアイテムとなっている。 ロシアでは人工合成に成功しており、それらが市場に出回ることがあるため、大きくかつ無傷の質の良いカットされた石は合成石である可能性が高い。 アルフレッド・エプラー(Alfred Eppler)が鉱物学者のメイナード・ビクスビー(1853年 - 1935年)に敬意を表しビスクバイトと名付けたが、ビスクビアイト(bixbyite)という種類の異なる鉱物との混同を避けるために再びレッドベリルと命名し直した。
3000円位 メルカリ 2019年1月Sasaki Aya
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レッドベリル(ビクスバイト)
世界で唯一の産地アメリカ・ユタ州・ワーワーの赤いエメラルド、レッドベリルの結晶原石です。産地の発見後、資金と重機を投入して採掘を始めたものの、産出量が少なすぎて採算が取れず閉山してしまったため、購入できる石は現在市場に流通しているもののみとなります。業者の在庫がなくなって流通量が先細り、すでに価格が高騰しています。 こちらの個体はほぼ母岩の付着がなく、結晶面は4面あります。
3000円位 メルカリ 2019年1月Sasaki Aya
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ベニトアイト(ベニト石)
程よいサイズのカット石。鮮やかなブルーの色合いで、大変輝きが強く、きらきらと良く光る様子が美しいです。 小粒でもキラキラと輝いていて存在感があります。 しかし、私としてはもう少し色に深みがほしいところです。 傷もなく綺麗なのは評価しますが。
12500円 通販サイト 2018年11月Sasaki Aya
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ベニトアイト(ベニト石)
1907年にアメリカ合衆国カリフォルニア州サンベニト郡で初めて発見され、名前はその地名に由来する。 日本では、新潟県糸魚川市青海と東京都奥多摩町白丸鉱山で見つかっている[3]。 ソーダ沸石、海王石(英語版)、蛇紋石、曹長石などを伴う。 性質・特徴として紫外線を当てると青い蛍光を放つ。 高い屈折率(1.757-805)とダイアモンド並みの散乱(0.044)を持ち、劈開がないため加工しやすいが、非常に希産であるうえ、大きい結晶がない(カットは最大でも15.42カラット)ため貴重である。堀秀道は、ベニト石を藍方石と共に「サファイアよりまれで大きな石がなく、サファイアより美しい」と評している。 ネプチュナイトと一緒に産出することがある。 稀少石の中でも、最も入手が難しい石です。 それは他に取り扱いが非常に少ない、ということからでしょう。 静けさのなかに強い意志を感じるほどの輝きを放つベニトアイト。 一般的に見られる宝石は0.5ct以下で、1ctを超えている宝石は稀少となります。 ベニトアイトは結晶が小さい為、2.0ctを上回る宝石が得られる原石は年間を通じてもほとんど産出されません。 高品質な大粒石が市場に出てくることは滅多とないので、世界のジェムコレクターを悩ませている稀少石です。 その奇蹟の宝石ベニトアイトを、身につけられるということは、なんだかとてもドラマティックなことですね。 私としては物足りなさを感じてます。 もう少し濃い青色だったらなぁと思います。
メルカリ 2019年1月 ケイ酸塩鉱物Sasaki Aya