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マラカイト(孔雀石)
マラカイトは和名を孔雀石といいます。 その美しいグリーンと、模様が羽を広げた孔雀の様に見える事から、その名前がつけられました。 古くから多くの伝承が残る石で、ヨーロッパでは幼児を危険から守るお守りとして護符を作って籠に結びつけたり、顔料として使われてきたという記録が残っています。 エジプトではクレオパトラがアイシャドウとしてマラカイトの粉末を油で練った物を使用したと言われているのですが、実はマラカイトの粉末は人の肌につける と肌がかぶれ易く、目に入るとかなりの刺激がある為、この言い伝えはもしかするとやや事実から離れているかもしれません。 粉末にしやすく発色の良いマラカイトは岩絵の具や花火の発色剤としても利用されています。 かなり大きくてずっしりしてます… チリ産地は流通吸うが少なく希少だそうです
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アポフィライト(魚眼石)
アポフィライトの語源は、ギリシャ語の「葉のように簡単に剥がれる」という意味から来ています。 アポフィライトに熱を加えると、驚くほど容易に剥がれ落ちることから、命名されたということです。和名の方は「魚眼石」と言われています。アポフィライトの表面の輝きが魚の眼に似ている所から名付けられました。 鉱物的には、カリウムと水酸基を含んだカルシウムの珪酸塩鉱物です。表面を割ってみると、真珠貝の裏側のような輝きを有していて幻想的なのが特徴です。 色も多彩で希少価値の高いパステルグリーンや、ピンク、黄色、白色、灰色と華やかで賑やかな色があることから人気があります。 しかし、たいへん脆いという一面もあり劈開性があるため、少しの力で割れてしまいます。加工するのは至難の業といっていいでしょう。 ゆえに、そのまま適度な大きさにカットして原石感を楽しみながらワイヤーなどで括りペンダントにするなどの方法でアクセサリーとして楽しむ人が多いようです。また白系のアポフィライトは水晶の原石と似ているため、水晶と勘違いされがちです。 アニメではフォスフォフィライトと間違われてましたね。
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ピンクトパーズ(黄玉)
ピンクトパーズはケイ酸塩鉱物の一種で、ガラスのようなキラキラとした光沢が美しい宝石です。 硬度は、クリスタルより硬い8で非常に硬い宝石です。 しかし、特定の方向に向かって割れやすい性質があり、ちょっとした衝撃でも内部に亀裂が生じたり、割れてしまったりすることがあるため、取り扱いには注意が必要です。 主な産地は、ミャンマー、ブラジル、パキスタン、エジプトで、日本でも滋賀県や岐阜県でごく少量産出されます。 トパーズの和名は黄玉で、名前の通り黄味がかった透明な色の石が有名です。 しかし、実際には含有する不純物によって発色する色が異なり、黄色の他にもオレンジ、ワインレッド、ブルーなどさまざまな色合いがあります。 中でもピンク色に発色するピンクトパーズは、酸化クロムの影響で鮮やかなピンク色に発色し、希少価値が高い宝石です。 ピンクトパーズにはパキスタン産の天然に発色したものと、ブラジル産のオレンジ色のトパーズを加熱処理したものがあります。 パキスタン産のピンクトパーズは少し紫色がかかっているのが特徴です。 ブラジル産のピンクトパーズは、元のオレンジトパーズのオレンジ色が濃ければ濃いほど鮮やかなピンク色になります。
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