『ガンバの冒険』BDボックス

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日本アニメーションにおける不朽の名作の一つ、『ガンバの冒険』のブルーレイボックスです。
トムス50周年記念ということで、付属ブックレットに野沢雅子さんと大塚周夫さんの対談が収録されています。

『ガンバの冒険』はいろいろ語るところが多いのですが、やはり大塚周夫さんが声をあてたノロイでしょう。
いまでも「日本アニメ界で最高最恐の悪役は?」という問いに必ず名前が上がるほど。

天才アニメーター近藤喜文さんが描いたエンディングの立ち絵がまず怖い。
堂々たる体躯で、残忍かつ冷酷、催眠術は使うし心理戦も行ってくる。
登場シーンは神々しく、そして声は全盛期のキレッキレの大塚周夫。
出番は少ないながらも、インタビューでは大塚さんもよく名前を挙げていたので、ご本人も記憶に残るキャラクターだったのでしょう。
あの独特な鋭い息遣いは飼っていた猫からいただいたとか・・・。

でも一番好きなキャラクターは、何と言ってもイカサマなんです。
キザで一匹狼(?)を気取って、慣れ合いはしないような振る舞いをしながらも、内面には7匹のねずみの中でもっとも熱い心を秘めたイカサマが大好きです。
堀絢子さんの熱演も相まって、とても素晴らしいキャラクターだと思います。
なので、欲を言えば野沢さんと大塚さんの対談に、堀絢子さんも同席して欲しかったですね。

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    dropupppu

    2020/02/21

    「ガンバの冒険」、大好きでした。特にノロイは無条件に怖かったですね。
    最近Youtubeで公開されていたので第一話を観ておりました。

    当時は原作「冒険者たち」を買ってもらい読書感想文を書いた記憶が・・

    「原作と違うところもいっぱいある!アニメってこんなにいろいろと考えて作ってるだ!」と思いましたね。

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      qqtys

      2020/02/21

      私は原作未読なのですが、ねずみ側の主要人物を15匹から7匹に絞ったり、ノロイのキャラクター性に違いがあったりするようですね。

      今見ても、画面から伝わってくる熱量がものすごい作品だと思います。
      作画、音楽、演技、どれをとっても素晴らしく、特に声優の演技に関しては、まさに「キャラクターたちが本当に生きている」というに相応しいです。

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