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常願寺川球状岩

径5~25㎝、球心放射構造および同心球構造が著しい。
【核】明色核でほとんど石英と長石からなる。
【球殻】透輝石の球殻放射構造の著しい球殻がある。
【石基】やや明色で粗粒
【母岩】透輝石斜長石石英片麻岩(伊西型)
<”飛騨変成帯の球状岩”より要約>

常願寺川流域の球状岩産地は小口川と和田川が報告されています。しかし、採取された標本の多くが岩峅寺~芦倉の常願寺川本流の転石で、実際どこから流れてきたかはわかりません。岩相も幾重かの同心球状模様、有色鉱物の球心放射状配置が顕著、有色鉱物の輪郭だけのもの、これらの特徴がミックスされたものなど多種多様です。大きさ、形状もバラエティーに富んでいます。
常願寺川の広大な流域面積と第一級氾濫河川であることを考えると、供給源も複数存在する事でしょう。

《コラム》
大災害として記録に残っている常願寺川の氾濫は1858年(安政5年)の”山抜け”があります。文字通り、山が流された災害で、飛越地震により堰き止められた川が一気に決壊しました。常願寺川中流域ではこの時40㎞程流されて止まった100~600tある巨石が40個ほど点在しています。平均河床勾配1/30という世界有数の急流河川、上流の立山カルデラは幾つもの断層の走る浸食カルデラで、大雨のたびに大土石流(山津浪)を起こし住民を苦しめてきました。一説には常に洪水から安全を願うことから”常願”と名前が付いたともいわれています。
明治時代のヨハネス・デ・レイケから始まり、現在に至る100年以上”暴れ常願寺”との戦いが続いています。

#常願寺川球状岩