月のおさがり

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岐阜県瑞浪市月吉

Vicaryaという中新世の巻き貝の殻内部に、珪酸塩などが充填してできた渦巻き状の化石です。"月の糞"の意味のようですが、珪質の白い石を「月のおさがり」方解石質の赤い石を「日のおさがり」と呼んでいます。
古くから知られており、江戸中期の「山家鳥虫歌」「雲根誌」に登場します。日吉の日の宮と月吉の月の宮のご神体として祀られ、安産のお守り、神様の忘れ物です。

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