食い違い礫(子抱き石)

0

愛知県新城市下吉田ハダナシ阿寺の七滝

一度破断された円礫がズレたままくっ付いた石を"くいちがい礫"と呼びます。中央構造線や糸魚川静岡構造線といった大きな断層近くの礫岩層から見つかることが多いことから「断層運動によって剪断破断した礫がその後ズレたまま再び接着した」と説明されていますが、含まれる礫種により剛性は違うでしょうし、マトリックスの砂や粘土は流動的であろう礫層が地中深くで大きな圧力を受ければ、隣り合う礫が押し合い圧し合い割れたり凹んだりしても不思議でない感じがします。

#食い違い礫

Default