目玉石(パイロフィライト)

0

広島県庄原市川北町勝光山三金鉱山

勝光山のパイロフィライト鉱床は、原岩の石英安山岩質凝灰岩が地下の浅い場所で噴気か熱水による脱アルカリ・脱ケイ酸などの変質作用により形成されたと説明されています。
標本の白色部は主にパイロフィライト・カオリナイトで構成され、青色部はコランダム・ダイアスポアに紅柱石を伴う特徴があります。鉱石に青色部が縞状をなしている"トラ石"、径1〜2cm程度の青色球形部を含むものを"目玉石"と呼ばれています。
"目玉石"は岡山県三石鉱山が著名ですが、こちらはダイアスポアとカオリナイトで構成された白い目玉です。

#目玉石

Default