球状玄武岩
宮城県伊具郡丸森町館矢間
ヤフオクで＂珍しい球状玄武岩＂すわ、手に入れて確認します。
調べてみると館山火道周辺に分布する凝灰岩層には＂球形火山弾＂が含まれるとあります。中心核を有するものと有しないものがあり、外側を変質ガラスで覆われたカンラン石玄武岩です。落札した岩石はこれでしょう。
群馬大学の早川由紀夫先生によれば「紡錘火山弾と球形火山弾は中心に核をもつことが多く，衣には成層構造がみられる。火口を満たした溶岩湖の半固結した表面の破片あるいは周囲の壁面から落下した岩塊が溶岩湖内で溶岩の衣をかぶったあと，爆発によって放出されるとそのような火山弾がつくられる」と成因を説明しています。
