パール塩

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ジブチアッサル湖

アッサル湖は、アフリカで最も低い海抜マイナス155mにあるクレーター湖です。塩分濃度は、南極のドンファン池の40%に次ぐ34.8%と高く、世界で2番目。3番目が有名な死海です。
この湖では、数mmから最大でピンポン球程の真珠のような球状の塩の結晶(パール塩、アッサム塩)が採掘されています。結晶しかけの塩や崩れた塩の結晶が、11月頃から次第に大きくなり、5月頃に10mmを超えるほどになります。以降、痩せて次第に小さくなり、翌年の11月から再び成長します。断面に成長の記録が観察できます。打ちよせる波と熱風、水温や塩分濃度が関係すると考えられますが、自然界で塩が球状に形成する事例は珍しいです。

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