マトリックス
大手ソフトウェア会社に勤めるプログラマー、トーマス・アンダーソンにはコンピューター犯罪に手を染める天才ハッカー“ネオ”という裏の顔があった。
ある日、彼はパソコンに「起きろネオ」「マトリックスが見ている」「白うさぎについて行け」という意味不明のメッセージを受け取り、程なくして現れた謎の女トリニティーとその仲間モーフィアスから、今自分が暮らしているこの世界は現実では無く、コンピューターに見させられている仮想現実“マトリックス”であると告げられるのであった…
世界中で大ヒットを記録した「マトリックス」シリーズの第１作目。
自我に目覚めたコンピューターと人間の間に戦争が起こり、勝利したコンピューターによってほぼ全ての人類が囚われてしまった未来を舞台としたＳＦ超大作ですね。
ソーラー発電で動いていたコンピューターを倒すために、人類は核兵器を使って地上を分厚い雲で覆い太陽を隠すのですが、コンピューター側は人間に流れる微弱な電気を新たな動力源とすることを考え付き、人類は小さな水槽に閉じ込められて脳に直接プラグを挿し込まれて夢を見させられているという設定はとても斬新でした。
最新のCG技術を使った映像もさる事ながら、まだ今ほどパソコンやネットが普及していなかった９０年代後半の映画とは思えない、時代を先取った脚本には脱帽です。
