ウォッチメン

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冷戦真っ只中の1985年のニューヨークで一人の男が殺害された。殺された男の正体は長くヒーローチーム“ウォッチメン”の一員として活躍してきた“コメディアン”ことエドワード・ブレイクだった。
かつてウォッチメンの仲間であった“ロールシャッハ”は事件の真相を暴く為に単独で調査を始めるのだが…

ヒーローの一人がいきなり殺害されるというショッキングなシーンから始まるところからもわかる通り、所謂ヒーロー映画からは一線を画する作品です。

また、科学実験中の事故で超人的な能力と外見を得てしまったDr.マンハッタン以外のヒーロー達が、特別な力を持った超人では無くて、マスクを被った普通の人間であるというところもポイントですね。
普通の人間であるがゆえに身勝手さや弱さの描写にリアリティーが増します。そして、唯一の超人であるDr.マンハッタンが異質な存在であり孤立していく様が良く解ります。

バイオレンス描写もありダークな作風ですが、正義とは何かという普遍的なテーマを投げ掛けてくる名作ですね。

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