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FE 24-105mm F4 G OSS
Sony Eマウントの標準ズームレンズSEL24105Gです。ILCE-7M3をヤフオク!から調達するときに全然レンズがないのは悲しいと思って,28-70mmのキットレンズ( FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS; SEL2870 )つきのものを選びました。しかしいろいろと不満をでっち上げてこのレンズを追加調達しました。なので,フルサイズのEマウントのズームレンズとしては2本目のレンズです。 SEL24105Gは2017年11月にの発売されました。フルサイズミラーレスのα7が発売されたのが2013年ですからメーカーでもフルサイズミラーレス用レンズの設計に手慣れてきてGMレンズのような高性能レンズもいくつかリリースされた後に登場した標準域で4倍の便利ズームです。寄れる,小型軽量,そこそこ明るいF4通し,広角端24mm,望遠端105mmという便利なズーム域,シャープで使い勝手がよい,ということで発売後長らく新品の入手に時間がかかるほどの人気レンズだったようです。現時点で発売から3年半が経過していますが,中古価格が暴落することがなく高値安定を維持しているところをみると,よほど人気のあるレンズなのでしょう。 普通にjpeg撮って出しで旅行の写真を撮るといった場合にはまったく問題がないレンズですが,このレンズは自動補正を前提としているという特徴があります。レンズの素のままでは歪曲は非常に大きく,かつ周辺減光も非常に大きなレンズです。しかし,歪曲は大きな樽型なので歪曲を補正すると四隅は自動的に画面の外になって捨てられます。歪曲の補正をした状態でスペック通りの画角が得られるようになっているので,特に大きな問題はない,という考え方です。昔の一眼レフのような光学ファインダーでこのレンズを通して見るとおそらく,歪曲が大きい上にどこまでトリミングされるかもわからず,まともに写真を撮ることができないと思われます。しかし,電子ビューファインダーであれば,歪曲などを自動補正した画像がファインダーに表示されますから見たままに撮影できます。ミラーレス一眼によって光学ファインダーがなくなりEVFになったことで,電子補正前提のレンズでも問題なく撮影できるようになった,ということです。今後はこのような自動補正前提のレンズがますます増えるのかもしれません。 しかし,歪曲が大きくそれを補正する,ということは,隅のほうの画像はそれなりに伸ばしたり縮めたりしていることになります。伸ばした部分は当然,解像度が劣化します。普通のレンズは中央部で高い解像度があっても,周辺部は解像度が下がるのが普通ですが,それに加えて電子補正を加えることで解像度が下がるということになります。もちろん,光学系で歪曲を無理に補正しないことで素の解像度を高くして,歪曲補正後に解像度が大幅に落ちないようにする,という設計も考えられますので,種々のトレードオフを考慮した結果,SEL24105Gはこのような仕様になったのでしょう。 光学的に可能な限り補正する,というのはもちろん理想的ではありますが,大きさ,重さなど様々な条件下で様々な組み合わせのトレードオフがありますから,そのなかで,何を重視するか,というポイントを決めてそれを達成するためにこのような新しい考え方のレンズが出てくる,ということはたいへん興味深いことです。 個人的には,キットレンズのFE 28-70mm F3.5-5.6 OSSは悪いレンズだとは思わないのですが,広角端が28mmということだけで完全に萎えてしまって,使う気になりません。そんなわけでちょっと気合を入れてSEL24105Gを導入しました。コンパクトなズームレンズと言っていますが,これは比較の問題であって,実際のところフィルター径77mmのレンズは十分に大きいしそれなりの重さがあります。普段は古くて小さな標準レンズばかり使っているので,こういう立派なレンズにはある種の違和感を感じてしまうのは,たんなる貧乏性なのかもしれません。 このレンズによる作例を https://mor-s-photo.blogspot.com/search/label/FE%2024-105mm%20F4%20G%20OSS に置いています。 #レンズ #AF #SonyE #Sony #25-105mm #F4 #SEL24105G #標準 #ズーム #手振れ補正
AFレンズ Sony E SonyMOR
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HEXANON AR 24mm F2.8
Hexanon AR 24mm F2.8はコニカが市場に投入した広角レンズのなかでは最後の焦点距離でした。登場したのはAutoreflex T3の頃ということなので1973年ころだと思われます。1960年に小西六最初の一眼レフカメラとしてKonica Fが登場して以来,10年以上も24mmの画角のレンズがラインナップされていなかったというのはすこし興味深いものがあります。21mmはARマウントに移行した1965年頃には市場投入されていたようなので,24mmは中途半端な画角ということで先送りにされていたのかもしれません。 24mm F2.8は最初はEE版が登場しますが,すぐにAE版に置き換えられます。これらはいずれも最小絞りはF16でした。その後,最小絞りがF22で,より小型で軽量になったバージョンが登場します。最後のバージョンはTokinaによるOEMという噂があるようです。ただ,OEMレンズについても設計はコニカがやっていたと囁かれています。最小絞りがF16のバージョンもかなり数は少ないようですが,F22のバージョンはさらに少ないようです。F22のバージョンが登場したのは1982年頃のようでコニカが一眼レフから撤退をするまでに十分な期間がなかったことも数が少ない理由だと思われます。 このレンズには28mmと兼用の角形フードが用意されていました。かぶせ式でフィルター枠の外側からネジで締め付けて固定するタイプですので,向きをきちんと考えて固定しないと,簡単にケラれてしまいます。フード本体は金属製でその内面には植毛がされていて丁寧な作りのものです。 手元の個体は最小絞りがF16のAE版で24mm F2.8の中では一番多く流通したものだと思います。ちょうどこのレンズを入手した時に偶然にもとても状態のよい専用フードがヤフオク!に出品されていたので思わず入手してしまいました。下手をするとHexanonの普及タイプのレンズとかわらない値段ですが,それほど多く出回るものでもないのでしょうがないと言い訳をしています。 #レンズ #MF #Hexanon #AR #Konica #24mm #F2.8 #広角 #単焦点
MFレンズ AR KonicaMOR
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Panasonic AG-AF105
Panasonicの業務用AVCHDカメラAVCCAMシリーズのAG-AF105です。2010年12月に世界初の4/3 (フォーサーズ)型センサーを搭載したHDビデオカメラとして登場しました。レンズ交換式でマウントはマイクロフォーサーズ(m4/3)規格です。 AG-AF105は同じ年の10月に発売されたm4/3ミラーレス一眼カメラであるGH2と同世代のハードウェアであると考えられますが,動画撮影に特化しています。内蔵のNDフィルタやマイクのXLR端子を内蔵していますがメカシャッターは持たないためスチル写真を撮ることはほとんど想定されていません。もちろん,HD動画から静止画を切り出すことは可能ですが,当然ながら静止画としての解像度はあまり高くありません。 2012年5月には有償のファームウェアアップデート(AG-SFU100G)によってHDプログレッシブの1080/60p出力に対応します。同じ年の11月にはAG-AF105の後継機としてAG-AF105Aが発売されますが,ハードウェアはほぼそのままで1080/60p出力に対応し,SDIから10ビット4:2:2信号を出力できるようになりました。ファームウェアをアップデートしたAG-AF105との違いは10bit出力とフォーカスアシスト機能が少し追加されたくらいだと思われます。最近では業務用でもSDIではなくHDMIで事足りるようなところがありますがSDI出力はBNC端子で確実に接続できるのはなんとなく安心感があります。ただ,私個人としてはSDI出力を使うような本格的な動画撮影をしないのでAG-AF105Aが出てもなんだかなぁ,という感じでした。 手元の個体は,AG-SFU100Gをあてた中古をヤフオク!で調達したものです。なぜ,このカメラを調達しようと思ったのか,今から思い出そうとしてもあまり思い出せません。ミラーレス一眼で動画が撮れるといっても外部マイク端子がついていなかったり,ついていてもプラグインパワーのしょぼい端子でマイクアンプも最低限のものしか内蔵されていないため音声は相当に貧弱でした。そのため,コンサートの録画には到底使えず,XLR端子が付いた動画機が欲しい,と思ってAG-AF105を調達したような気がします。もちろん録音は別途やっているのでそちらの音声を使えばよいのですが,万一のときの保険としてカメラ側でもそこそこの音声が録れていれば安心というのもありました。 これを調達したのがいつごろかすっかり記憶が失われていますが,2016年5月に最初の動画を撮っているようなのでこの時期に調達したものと思われます。AG-AF105はインターフェースが充実しているかわりに見た目通りにガタイがでかく,かさばります。しかし,プラスチックの筐体なので持つと意外に軽く撮影の取り回しはそれほどたいへんではありません。しょぼい三脚に据えてもよほどひどい三脚でなければフラフラしないし,トータルとして荷物を軽くできて助かります。私は動画を撮る機会はそれほど多くないので,撮影をするたびに使い方を思い出すのに苦労しますが,最低限の機能を使うだけなら大きな問題はありません。インターフェースもよく考えられていますからすぐに慣れます。 SDカードスロットが2つあるのですが,どういうわけか同時にパラレルで録画することができず,2枚に連続して書き込むことで長時間記録をする,という機能しかありません。SDカードの容量が小さくて高価だった時代のカメラだからかもしれませんが業務用と言う割にはなんだかなぁ,と思う仕様です。しかしそれ以外は私のような使い方では特に不満もありません。ちゃんとしたマイクを使えば音声もそこそこの音質ですし,リニアPCMで記録できるので保険としては十分です。音楽ではなく講演の録画程度なら単体+マイクで余裕です。 使用頻度は高くないですが,いざというときには頼れるカメラです。 #カメラ #レンズ交換式 #ミラーレス一眼 #AF #Panasonic #AG-AF105 #デジタル #m4/3
レンズ交換式カメラ MFT PanasonicMOR
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Panasonic LUMIX DMC-ZX1
FujifilmのXQ2の中古を2017年に入手するまで使っていたデジカメはPanasonicのLumix DMC-ZX1でした。小さくて軽くて広角から望遠までカバーできてそれなりに便利だったのです。 手元のファイルを調べるとZX1による最初のカットは2010年5月でしたので丸7年は使っていたことになります。センサーの感度が悪く,ちょっと暗いところで写すと随分と酷い画で泣けてきました,Panasonicの名誉のために付け加えておくと,当時はこれが普通でZX1が特別酷いということは断じてありません。デジタルな機械を7年も使っているなんて,本当に物持ちがよい,と我がことながら驚きます。たぶん,2017年時点ではZX1は既に画質でスマホに画質では負けていたと思われます。もちろんレンズのズーム域など機能ではスマホに負けていませんでした。 ZX1は2009年発売で当時一般的だったと思われる1210万画素の1/2.33インチの小さなCCDセンサーを使ったコンデジです。ライカ判換算で25mmから200mmをカバーする8倍の高倍率ズームレンズを搭載していました。明るさのほうはF3.5からF5.9という平凡なスペックでしたが広角側が25mmをカバーするのはたいへん便利でした。レンズはLeicaブランドでVario-ElmarというオリジナルのElmarとはなんの関係もなさそうな構成のレンズでした。特に可もなく不可もないごく普通のレンズです。発色はビビットでちょっと派手めに感じました。 小さなセンサーのため必然的に高感度耐性はまるでだめで,かつ手振れ補正もそれほど効きがよくなかったため望遠側の200mmで普通に撮れるのは昼間の屋外に限られていました。一方,広角側はそれなりに使えるという印象でした。それでも暗い室内や夜は苦しい戦いを強いられました。 大きな一眼レフとかミラーレスはお仕事用でいろいろ取り揃えていましたが,小さいコンデジはこのZX1を使い続けていました。お仕事用に2016年頃に買ったCanonのPowerShot G7Xも大きなセンサーでよいカメラだと思うのですが,コンデジとしては大きくて重いのでお仕事以外で持ち歩く気にはなりません。ZX1の後継には,結局,FujifilmのXQ2の中古を導入するのですが,位置情報の記録ができないことが気に入らなくて娘に貸し出してしまって自分ではほとんど使いませんでした。 当時,何が目的だったのかわからないのですが,ZX1, G7X, XQ2の大きさの比較写真を撮って残していました。このときの写真が自分が所有したデジタルカメラのなかで,カメラ本体の写真が残っている最も古いものでしたので,ここに挙げておこうと思います。写真を撮った目的が大きさ比較だった(らしい)ので味気のないカットばかり,かつ,下手くそでお恥ずかしい限りです。 1枚目,手前からPnasonicのLumix DMC-ZX1, , Fujifilm XQ2, Canon PowerShot G7 Xです。奥へいくほど大きくなってます。2〜4枚目は左からG7X, XQ2, ZX1の順番に並んでます。5〜8枚目はZX1によるカットです。たぶんこの画がZX1による最後のカットになったと思われます。 #カメラ #レンズ一体型 #AF #Panasonic #Leica #Vario-Elmar #4.5-36mm #F3.5-5.9 #広角 #標準 #望遠 #ズーム #デジタル #1/2.33インチ #手振れ補正
レンズ一体型カメラ Panasonic 7群9枚MOR
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EF-M 11-22mm F4-5.6 IS STM
EF-M 11-22mmはCanon最初のミラーレス一眼であるEOS Mの発売から9ヶ月ほど後の2013年7月に発売された超広角ズームレンズです。35mm判換算で18-35mmの画角をカバーするにもかかわらず,非常に小さくて軽量です。レンズ内手振れ補正もあって,ズームとしてはかなり寄れますので非常に使い勝手がよいレンズです。ただ,コンパクトさの代償として沈胴式になっていて使うときにはロックを解除してからレンズを繰り出す必要があります。そのため速写性には少し劣るところがあります。しかし,スナップなどの時はレンズを繰り出した状態で持ち歩けばよいのでそれほど大きな問題ではないと思います。 最近のレンズはやたら大きく重くて高価なものばかりのなかで,一昔前のレンズとはいえ,かなりお手軽価格であることもこのレンズのよいところです。鏡筒はプラスチックでチープ感は漂ってますがマウントは貴族ですし必要なところにコストがかけられています。 肝心の写りですが,EF-Mマウントレンズの中では個人的には一番気に入っていて,私自身にとっては十分な性能です。超広角をコスト,大きさ,軽さと高いレベルでバランスをとってこれだけお手軽に使えるというのは他にはない価値だと思っています。広角が好き,ということもありますが,EOS Mを持ち出す時はほぼ例外なくこのレンズをつけています。荷物を増やせる時はこのレンズの他に何か1本,高倍率ズームのEF-M 18-150mmか単焦点のEF-M 22mm F2あたりを持って行きます。もっとも,EF-Mマウントのレンズはほとんど選択肢がないので他に持っていくべきレンズ自体が存在しない,という話もあります。 EF-Mマウントのカメラを使っていて,かつ広角が好き,というならこの11-22mmの1本だけで不満なくかつ比較的低コストで十分に楽しめると思います。 このレンズによる作例を https://mor-s-photo.blogspot.com/search/label/EF-M%2011-22mm%20F4-5.6%20IS%20STM においています。 #レンズ #AF #EF-M #Canon #11-22mm #F4-5.6 #広角 #ズーム #手振れ補正
AFレンズ EF-M CanonMOR
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Macro-HEXANON AR 55mm F3.5
HEXANONのARマウントのマクロレンズです。ARマウントのマクロレンズはベローズ用の105mm F4を別にすると普通のタイプはこれだけだったと思います。単体での最短撮影距離は25cmで撮影倍率は0.5倍です,等倍リングとセットで販売されていたようで,このリングを使うことで等倍撮影ができる,というものでした。開放F値が3.5なのは無限遠の時だけで,撮影距離が短くなるとどんどん暗くなるようで,どのくらい暗くなるかは繰り出してくる鏡筒に刻印されています。レンズ単体での最短撮影距離ではF5.2まで暗くなるようです。ミラーレスで使っているとファインダーが暗くなるわけでもないので,まったく気がつかなかったりします。 2, 3枚目の写真は距離環が無限遠の場合と最短撮影距離の場合です。撮影距離が短くなると鏡筒がどんどん繰り出してきます。繰り出した鏡筒には開放時のF値が刻印されています。鏡筒先端には3.5と書かれており,最短撮影距離まで近づくと5という刻印が見えます。 レンズ本体を単体でカメラにとりつけると絞り環は3.5から刻印されている面が上にきて3.5からの刻印が見えるようになっていますが,レンズ本体のもともと下側だった部分にはF5.2から刻印されています。等倍リングにレンズ本体を取り付けるとカメラに取り付ける上下が逆になります。そのため等倍リングを挟むとF5.2から刻印されている部分が上側にきます。4, 5枚目の写真は等倍リングを挟んだときに上にくる側を見ています。等倍まで近づくと開放F値は7まで暗くなるようです。相当暗いです。 イマドキのレンズでは無限遠のときだけ開放F値が小さくて撮影距離が短くなると暗くなる,というようなものはあまり見たことがありませんが,昔はこういうレンズは珍しくなかったように思います。有名なCarl ZeissのFlektogon 35mmも(マクロレンズではないけど),そういうタイプのものが古い世代にはありました。マクロレンズの場合は,普通は三脚を使うべきものなので,暗くなってもあまり気にする必要はないのかもしれません。一眼レフの場合は,ファインダーが暗くてピント合わせがたいへんだったのではないか,と想像します。しかし,ミラーレスで使うならファインダーは勝手に明るさを調整してくれるし,感度を上げれば手ブレもある程度は抑えられますから,ミラーレスカメラのおかげでレンズの登場時には想像もできなかった使い方ができるようになり,本来のポテンシャルが発揮されるようになったのかもしれません。 このレンズによる作例は https://mor-s-photo.blogspot.com/search/label/Macro-HEXANON%20AR%2055mm%20F3.5 においています。 #レンズ #MF #Hexanon #AR #Konica #55mm #F3.5 #標準 #単焦点 #マクロ
MFレンズ AR KonicaMOR
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HEXANON AR 28mm F3.5
コニカのARマウントの広角レンズです。開放F値は3.5と控えめで,あまり無理をしていないからか,よく写るレンズ,という評価のようです。 Konicaの一眼レフレンズに詳しい中国語のwebページによると,HEXANON 28mm F3.5は初期の小西六時代のFマウント時代にはまだリリースされておらず,初期型はARマウントになってからリリースされています。その初期型(第1世代)は6群7枚構成のレンズでプリセット絞り,フィルタ径も58mmだったようです。これはFマウント時代に設計されてリリースされる前にFマウントが廃止になったためARマウントとしてリリースされたのではないか,ということです。 その後,EE化された際に7群7枚構成,フィルタ径55mmに設計変更されています(第2世代)。クロームリングのデザインのまま細かいマイナーチェンジがあり,EEタイプの最終型は黒一色になります(第6世代)。さらに,7群7枚構成のままAE化されますが(第7世代),フォーカスリングが金属製からラバー巻きに変更されます。最後期型(第8世代)は1987年にリリースされますが,その際にレンズ構成が5群5枚に変更されて大幅に小型化されます。 ネット上のさまざまなところに断片的な情報が散らばっており,最後期型の28mm F3.5はレンズ構成が簡略化されたため,それ以前のものに比べて描写性能が劣っており,7群7枚構成の最後のバージョンが優れているという意見や,そうではない,という意見もあるようで,よくわかりません。 私の手元にある個体は,前面の銘板にARの文字が入っているEE版で,クロームリングがついたタイプでは最後のバージョンだと思われます。上記バージョンの中では第5世代に相当します。 コニカのARマウントレンズのレンズリアキャップは入手が困難なのですが,先に入手していた標準レンズのリアキャップが欲しくてリアキャップ付きの安い28mm F3.5を調達する,という何がやりたいんだかわからんような目的で入手したのがこのレンズです。本当に安い個体も少なくないのですが,この個体は光学は超美品などと転売屋さんにありがちなよくわからん表現でヤフオクにでていたものです。2000円弱で落札しましたが,写真も撮れるリアキャップ代と考えればリーズナブルなところだと思っています。実際には絞って青空を撮ると埃がそれなりに写るので超美品かと言われるとちょっと首を傾げたくなりますが,カビや曇りはなさそうなので,実用的には十分使えるものです。 リアキャップを他のレンズに使うと28mm F3.5のリアキャップがなくなるわけで,無限のワナにハマってしまうという,最初に気付けよ,という間抜けっぷりです。結局のところ,オリンパスのOM用やシグマSA用の一部のリアキャップが実用的には使える,ということがわかったのでそれで問題は解決して,めでたく無限ループから抜け出すことができました。 このレンズによる作例は https://mor-s-photo.blogspot.com/search/label/HEXANON%20AR%2028mm%20F3.5 においています。 #レンズ #MF #Hexanon #AR #Konica #28mm #F3.5 #広角 #単焦点
MFレンズ AR KonicaMOR
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EF-M 18-150mm F3.5-6.3 IS STM
EF-M 18-150mm F3.5-6.3 ISはEF-Mマウントレンズ初の高倍率ズームレンズとして2016年11月に発売されました。このレンズの発売時のCanonはEF-Mにどのくらい力を入れるのかはっきりしない状態だったはずですが,ある程度コンスタントにEF-Mマウントのカメラやレンズの新製品が発売されていました。この2年後の2018年10月にはフルサイズの本格的なミラーレス一眼であるEOS Rが新たなRFマウント発売されました。デジタルカメラが売れなくなって久しいい2018年時点で,EF, EF-S, EF-M, RFと4つのマウントを維持するのは大Canonを持ってしても苦しいことと思われました。そのため,EF-Mマウントのカメラやレンズの収束が取り沙汰されることになります。実際,EOS R以降のEF-Mマウント関連の新製品はあまりパッとしません。 個人的には24mmの画角が好物なので,28mmからのズームは今ひとつ使う気になりません。EF-Mマウントのレンズは鏡筒の太さやフィルタ径を全て同じにする,という縛りをCanonが自ら入れているようで,高倍率ズームを15mm (35mm判換算24mm)スタートにするとそのサイズに収まらなかったのかもしれません。 EF-Mの望遠ズームを持っていないため,望遠で撮りたいときにはこのレンズを引っ張り出しています。望遠端で35mm判換算で240mmの画角は十分に望遠レンズとして使えます。もちろんAPS-Cサイズのセンサのためのレンズですからボケはそれなりです。でも望遠端の開放は暗いとはいえそれなりに(レンズの焦点距離相応に)ボケますし,150mmなりの圧縮効果もあります。 そんなわけでこのレンズの出番はあまり多くないのですが,望遠域が欲しいときはEF-M 11-22mmといっしょに持ち出しています。 https://muuseo.com/MOR/items/64 写りは望遠端はやや甘いようにも感じますが,あまり細かいことを気にするようなカメラでもレンズでもないですし,ちゃんと普通に写ることは間違いありません。荷物を少なくしたい出張でカメラが必要なときには重宝しています。 このレンズによる作例を https://mor-s-photo.blogspot.com/search/label/EF-M%2018-150mm%20F3.5-6.3%20IS%20STM においています。 #レンズ #AF #EF-M #Canon #18-150mm #F3.5-6.3 #標準 #望遠 #高倍率 #ズーム #手振れ補正
AFレンズ EF-M CanonMOR
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NEWYI AR-LM
コニカの一眼レフのARマウントレンズをライカMマウントボディに装着するためのマウントアダプタです。eBayではよくみかける中国製のアダプタです。だいたい2500円くらいで送料無料で中国本土から送られてきます。オーダーしてから届くまでに2, 3週間かかりますが,特に急ぐようなこともないのであまり気にしていません。ガタがあるかと言われればまったくないわけではないですが,通常の使用で不都合がでたことはありませんので,コストパフォーマンスは十分だと思います。 ボディ側のマウント面にはライカの6bitコードを塗るためのスペースが用意されていますが,レンズ1本につき1個のアダプタを使うなら6bitコードも便利かもしれませんがそういう使い方をしないので私にはあまり意味がありません。 レンズ側のマウント部分の内周(レンズがハマる穴の外周)のフランジの幅はコニカのカメラのそれよりも少し幅が広く,Konica FマウントをARマウントに変換する小西六純正のKonica Lens Adapterを装着することはできません。この点ではハマりにハマりました。 #マウントアダプタ #NEWYI #AR #LM #Konica #Leica
マウントアダプタ AR to Leica M NEWYIMOR
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MC ROKKOR-PG 58mm F1.2
1968年に登場した大口径標準レンズです。最初のバージョン(前期型-I)では距離環のローレットがフラットでしたが,翌1969年にはローレットの形状に凹凸がある形状(前期型-II)になっています。その後,1973年には距離環の滑り止めがラバー巻きになったモデルにリプレイスされます(後期型)。この個体は前期型-IIです。 おそらくこのレンズがでた当時は国内のカメラメーカーが大口径競争をやっていたのではないかと思われます。日本のメーカーは一つのわかりやすいスペック(数字)を高めることに血道をあげる傾向があって,ひととき熾烈な競争をやって,しばらくすると飽きてしまって見向きもしない,というわけのわからんところがあります。もちろん,レンズのラインナップに大口径レンズはあったほうがよいに決まっているので各社ともそれぞれ力を入れて開発していたことは間違いないと思います。 緑のロッコールの通り名のとおり,アクロマティックコーティング(AC)によって見る角度によってはレンズが緑色に輝いて見えます。焦点距離は少し長めの58mmで大口径化の代償として最短撮影距離は60cmであまり寄ることができません。時代を考えればしょうがないのだと思います。 ロッコールレンズはなぜかたいていのレンズが叩き売り状態ですが,さすがにこのレンズは人気があってそれなりによい値がついています。もちろん,ロッコールレンズとしては,という注釈付きですが。富岡銘の入ったF1.2の標準レンズに比べれば相場はずっと安価です。ヤフオク!で高くもなく安くもない価格で入手しました。ややくたびれた感じはありますが,実用的には特に問題はありません。 このレンズによる作例は, https://mor-s-photo.blogspot.com/search/label/MC%20ROKKOR-PG%2058mm%20F1.2 に置いています。 #レンズ #MF #MC_ROKKOR #SR #Minolta #58mm #F1.2 #標準 #単焦点 #大口径
MFレンズ SR MinoltaMOR
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FUJINON L 5cm F2.8
フジフィルムがバルナックライカコピーのレオタックス用に上位機である開放F2のレンズとともに供給した標準レンズです。供給した期間は1957年から1958年とごく短い期間で,F2レンズが5000本程度,F2.8レンズが6000本程度生産されたようです。一方で生産数は1000本程度,と書かれているところもあって実際のところははっきりしません。また,1954年に発売された,と書かれているところもありますので,正確な登場時期もよくわからないのですが,おおよそ1955年前後ということなのでしょう。F2レンズは途中で距離環にピントレバーの追加という小変更がされていますが,F2.8レンズは特に変更はなかったようです。 このレンズはレンジファインダー機用の標準レンズとしては珍しい4群5枚のクセノター型構成で,上位のF2レンズよりもよく写る,という評判で人気があるようです。直進式のヘリコイドではないので,距離環をまわすと絞り環もいっしょに回ってしまうので少し使い勝手が悪いレンズです。しかし,レンジファインダー機で使う場合はピントをあわせるまえに絞りを決めてからでも撮影に不便はないのであまり困らないとも言えます。クセノター型という構成によって鋭いピント面と広いダイナミックレンジを実現しているレンズということのようです。実際,実写してみると,空気感というかその場の雰囲気の描写はかなり優れているように思います。 この個体は絞り羽根がどうやら1枚欠損しているようで絞りを閉じていくと開口部の形状がとてもイビツな形になります。また,距離環もスカスカでグリスがほとんど切れているようです。ちゃんと調整しないとすぐにヘリコイドがかじりついてしまいそうです。いずれにしてもこの個体はかなり状態は悪い,と言わざるを得ません。足りない絞り羽はどうしようもないですから,開放で使うかがっつり絞ってF16で使うか,で騙し騙し使うしかなさそうです。 このレンズによる作例は https://mor-s-photo.blogspot.com/search/label/FUJINON%20L%201%3A2.8%20f%3D5cm に置いています。 #レンズ #MF #FUJINON #L39 #Fujifilm #50mm #F2.8 #標準 #単焦点
MFレンズ L39 FujifilmMOR
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Fujifilm X70 専用フード & レザーボトムケース
以前にFujifilm X70の修理をした話をモノ日記に書きました。 https://muuseo.com/MOR/diaries/3 修理をするかどうかグダグダ悩んでいるときに,ヤフオク!でX70の中古が出ているかどうかを横目でチラチラ眺めていたのですが,"X70"をキーワードにして検索するといろいろと関連するアクセサリー類がヒットします。どういうわけかワイドコンバーターレンズ(WCL-X70)の新品が捨て値で大量に出回っていたりしてそれにつられてか中古品も安値で出ています。また,純正のフードも値崩れしているのか妙に安くでています。純正フードの新品の値段はちょっと私には考えられない高価っぷりですが,この値段なら買ってみよう,という気にさせてくれる値段の中古品が目につくようになりました。これは危険信号です。 信号を無視して,せっかく修理を依頼したのだから,と意味不明の言い訳をして,X70の専用アクセサリをヤフオク!でいくつか調達してみました。 1. 専用フード ブラック(LH-X70 B) 10,600円+税 2. レザーボトムケース(BLC-X70) 11,000円+税 手元のX70はシルバーですがアクセサリーの色は何も考えずにヤフオク!にそのとき出品されていて安いものを調達したのでシルバーとブラックが混じっていて出鱈目です。価格はメーカー希望小売価格です。こうやって改めてみてみると純正アクセサリはずいぶんと高価です。X70本体は発売時(2016年1月)の量販店価格が税込96,000円くらいだったようですので上記アクセサリだけで本体価格の20%を超えてます。これらを新品で揃えるというのは私にはちょっと想像もつかないのですが,何故か今頃になって値崩れしているので遅ればせながら調達したというわけです。 X70は逆光に弱いわけではないのでフードはなくても差し支えないのですが,なんとなくフードがないと落ち着かないのでつけてみました。フードの先端にはネジが切られていないし,先端部分が斜めになっているため,フードを取り付けるとフィルタもキャップが取り付けられない,というなんだけイマイチな仕様です。フードの端が斜めになっているために,かぶせ式のキャップも取り付けられません。手元のジャンク箱のなかのキャップを片端から取り付けてみたところ,古いニコンのキャップだけが取り付けできました。 本題とはまったく関係ないのですが,よくみるとこのキャップには"Nippon Kogaku Tokyo"と書かれていてどうやら占領時代のレンズについていたキャップのようです。日本が日本に戻ってからは"Nippon Kogaku Japan"と刻印されますので"Tokyo"の刻印があるレンズは超レアなのです。レンズがレアあならキャップはもっとレアなわけで(多くの人が紛失してしまいますから),一部の熱烈なニコンファン(と富士フィルムのファン)には怒られてしまいそうな使い方です。保護フィルタも付けられない状態でキャップなしで持ち歩くのは怖いのでこれで良しとしています。このキャップのマニア度の高さに気がつく人がいるとは思えないですし。 レザーボトムケースはお値段相応によい作りです。底面の電池とSDカードの蓋の部分も開くようになっていて電池やSDカードの交換のためにわざわざケースをとりはずす必要はありません。特にこれをつけたからといって何かよいことがあるわけでもなく,無駄に重くなるだけなのですが,せっかく調達したのでしばらく使ってみようと思います。 #X70 #Fujifilm #アクセサリー #ケース #フード
アクセサリー Fujifilm 1,800円MOR
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Ricoh GR III
フィルム時代のGRシリーズについてはRicoh GR1sにメモしたとおりですが,21世紀に入るとGRシリーズもデジタル化されます。2001年に登場したフィルムのGRシリーズ最後のGR1vから4年を経て,2005年10月にGR DIGITALが登場します。リコーではズームレンズ付きのコンパクトデジタルカメラをCaplioシリーズとして,単焦点の28mm相当の画角をもつレンズは高級機としてGRというラインナップで販売する戦略を考えていたようです。 https://muuseo.com/MOR/items/33 初代GR DIGITALは2005年10月に当時としては大きめのセンサーである1/1.8型813万画素を載せて登場します。この頃,私自身はリコーのCaplio R1 (2004年発売開始)を使っていましたし,フィルムのGR1sも持っていた(あまり使っていなかったけど)のでGR DIGITALにはあまり食指が動きませんでした。2年後の2007年11月に第二世代としてGR DIGITAL IIが登場します。センサーはごくわずかに大きくなって1/1.75型(1000万画素)に置き換えられます。さらに2年後の2009年8月に第三世代のGR DIGITAL IIIが登場し,センサーもさらにほんのわずか大きくなって1/1.7型(1000万画素)になります。「GR史上最高画質」が謳われていて,そりゃ,そうだ,と冷静に眺めてました。2011年11月には第四世代かつGR DIGITALシリーズとしては最後のモデルであるGR DIGITAL IVが登場します。センサーはおそらく基本的な変更はなく,この形としては十分な成熟に達したと思われます。 2013年4月に登場した第五世代のGRはもはやDIGITALが当たり前になったこともあってか,「ただの」GRを名乗って,かつセンサーをこれまでの1/1.7型CCDセンサーからAPS-CサイズのCMOSセンサーに変える,という大きな変更が行われました。またしても,「GR史上最高の写り」を標榜しての登場でしたが,そりゃそうだよな,という感じで正しく冷静に見てました。2015年7月にはWiFiなどを搭載して時代の要求にあうようにアップグレードされたGR IIが登場します。ほぼ2年ごとに更新されてきたデジタル版のGRシリーズはGR IIの後,長い沈黙の期間に入ります。新型の噂もないままに3年ほどが経過したころに「GR再始動」がアナウンスされます。かなり引っ張って2019年3月にようやくAPS-Cセンサー搭載としては第三世代,GR DIGITALから数えて第七世代のGR IIIが登場します。 GR IIではホコリが入ってホコリが写ってしまう,というようなトラブルも少なくなかったようですが,それに対応するために(ホコリ対策だけじゃないけど)センサーシフト方式の手振れ補正が採用されました。GR IIIでは内臓ストロボは廃止になりましたがサイズはGR IIに比べて小さくなりました。当然ながらこの時代のデジカメらしく,液晶タッチパネルや速いレスポンスなど,機能を限界まで取捨選択してスナップシューターとして必要なものだけに絞って小型軽量を実現しています。GR IIIは発売後も比較的高値安定を維持し,発売後2年以上経過してもマップカメラのランキングで10位以内に時折顔を出すということで売れ続けているようです。 GR IIIも発売からぼちぼち丸3年が視野にはいってきた2021年10月に突然GR IIIxという亜種が発売されることがアナウンスされました。GRシリーズ伝統の28mm (35mm換算)のレンズを40mm F2.8と少し標準域に寄せたレンズに変更しての登場です。カメラ界隈の噂にもまったくのぼっていないところで突然の登場に意表をつかれました。 レンズ交換式カメラに標準レンズをつけておいて,GR IIIやFujifilmのX70のような28mm固定焦点のコンデジを持っていけば全て事足りてしまう,というような気がしています。APS-Cセンサーのコンデジでは画質においてレンズ交換式カメラに劣るところは何もありません。凄い時代になったものです。 https://muuseo.com/MOR/items/30 #カメラ #レンズ一体型 #AF #GR #Ricoh #18.3mm #F2.8 #広角 #単焦点 #APS-C #デジタル
レンズ一体型カメラ Ricoh 4群6枚MOR
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FE 35mm F1.8
Sony Eマウントの単焦点レンズとしてはSony Zeissの55mmに続く2本目として導入したSEL35F18Fです。出荷開始は2019年8月の終わり頃でSonyのEマウントレンズが一皮むけた以降のレンズで,2018年以降にリリースされたレンズはハズレがほとんどなく,実際にこのレンズも不満が思いつきません。寄れる,明るい,軽い,小さい,という欲張り仕様でありながら,最近のレンズにしてはまぁまぁ安価な単焦点で準広角の万能レンズという素敵っぷりです。 SonyのフルサイズのFEレンズのなかでは数少ない無印レンズです。同じ無印でも50mm F1.8 (SEL50F18F)はAFがかなり残念な感じというもっぱらの評判ですが,SEL35F18Fは85mm F1.8 (SEL85F18)と同様に評判がよいようです。レンズ鏡筒にはフォーカスホールドボタンとAF/MF切り替えスイッチがついています。無印レンズなのにGレンズっぽい贅沢仕様です。しかも,無印のおかげか,Sony Zeissの55mmよりも新品価格は安価です。 中央部の解像度は十分すぎるほどシャープですが,周辺には色々な収差が残っています。jpeg撮ってだしの実写では自動補正がかかっているのでほとんど気になりませんが,細かな話をしようとすると,周辺部の画質劣化が気になる人はいるのかもしれません。 あまりにも普通に写って面白みがない,というコメントをネットでちらほら見かけたりしますが,面白いレンズが欲しくてこのレンズを導入する,という人はなにか方向を間違っているのではないか,と思ってしまいます。開放でフワフワでハロがまとわりつき,逆光ではハレーションとゴーストが盛大に出る「面白い」レンズが欲しいのであれば,一昔前のレンズに山ほど候補がありますし,価格も二束三文です。普通に写るレンズになんの不満があるんだ,と問いただしたい気分です。 寄れる35mmというのは使いでがあるので中古を物色して入手しました。新型コロナウィルスのためになかなか写真を撮る機会がなくなってしまい,そうかと言って放っておいてはカメラの使い方から忘れてしまいそうなので,ときどき連れ出して使っています。やはり,寄れるレンズは無敵で,非常に使い勝手のよいレンズです。 このレンズによる作例を https://mor-s-photo.blogspot.com/search/label/FE%2035mm%20F1.8 に置いています。 #レンズ #AF #SonyE #Sony #35mm #F1.8 #SEL35F18F #広角 #単焦点
AFレンズ Sony E SonyMOR
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FOTGA KONICA-NEX
FOTGAは中国製のマウントアダプタのブランドとしてはどちらかというとマイナーなブランドという印象があります。それはたんに国内であまり流通していないからだけかもしれません。eBayではそれなりに見かけます。 Konica ARマウント用のマウントアダプタは既に2個も持っていたのにこれを調達した理由は,レンズ側のマウント面が正しくコニカのカメラのそれと同じ形をしているように見えたからです。レンズ側マウント面のフランジの幅が狭いのがコニカのカメラで,手持ちのNEWYIやK&F Conceptはいずれもフランジ幅が広くてKonica FマウントをARマウントに変換する小西六純正のKonica Lens Adapterを装着することはできません。フランジの幅が何mmかという情報は当然のことながらどこにもないので買って試してみるしかありません。 試した結果,小西六純正アダプタを装着することができました。惜しむらくはFOTGAはAR to Leica Mのマウントアダプタをリリースしていないことです。それさえあれば私の中では完璧なのに,とても残念。Leica M用には別のアダプタを探さねばならないのですが,当然ながらそんなに都合のよいものが見つかるわけもなく,またもや泥沼にはまっていく予感です...。 #マウントアダプタ #FOTGA #AR #SonyE #Konica #Sony #NEX
マウントアダプタ AR to Sony E FOTGAMOR