21-22 はちたか地域棚田

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21-22 はちたか地域棚田

岐阜県中津川市福岡1983-1
棚田枚数:450枚
平均勾配:1/15
主生産品種:コシヒカリ
農作業時期:代かき:5月 田植え:5月中旬~6月中旬 稲刈り:9月~10月 脱穀:9月~10月(刈取同時)

中山道から善光寺へ向かう北国脇往還(善光寺道)沿いに、19.7ha、204枚の市野川棚田が広がります。棚田から聖高原(猿ヶ馬場峠)の間には、旅人や馬の喉を潤したであろう弘法清水やお仙の茶屋の地名が残り、善光寺参詣をする人々で賑わう信仰の道だったことが伺えます。松尾芭蕉も「更科紀行」で麻績宿からこの道を通り一句詠んだかもしれません。

はちたか地域棚田は、二ツ森山の麓から清流付知川に向かって広がっています。「自分達の地域は自分達で守る」をモットーに、棚田振興協議会が中心となり地域一丸となって活動しています。訪れた人の多くが懐かしさを感じるような美しい原風景を残しつつも、スマート農業を活用した営農や都市部の大学生の農業だけでなく、農村での生活体験など都市農村交流にも力を入れ、現代に合わせた「モダン棚田」を目指しています。
また、「つなぐ棚田遺産」にも認定されており、寒暖差のある気候や「二ツ森山」を水源とする清流が育む棚田米「はちたか米」を販売しています。

棚田カード №20-08-令和6年4月
発行:岐阜県

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