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200 押型文
200 押型文 おしがたもん 文様の知識 その他の原体① 縄文早期 雪の上を車が走ると、タイヤの跡がつきますね。この押型文の原理はタイヤと同じ。棒の表面に彫刻された溝は、タイヤの溝と同じく、回転する限り同じ文様をつけ続けます。ちなみに、No.109のカードは、むつ市二枚橋(1)遺跡から出土した押型文土器です。 所蔵:青森県埋蔵文化財調査センター
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199 多軸絡条体回転文
199 多軸絡条体回転文 たじくらくじょうたいかいてんもん 文様の知識 「縄文」と原体③ 縄文前期 縄文の付け方にはいろいろあります。この多軸絡条体回転文は、複数の棒に縄を絡めたものを回転させてつけたものです。写真のものは軸が3本ですが、4~5のものも作ることができます。 所蔵:青森県埋蔵文化財調査センター
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198 磨製石斧
198 磨製石斧 ませいせきふ 県内各地から出土 縄文中期・後期(写真のものは中期~後期) 磨いて作られた斧の刃です。木の伐採で主に使われたものですが、伐採した木を加工する際に、ノミのように使われたこともあったようです。この石器のおかげで、住居の建築や木器類の製作にとどまらず、丸木舟の製作技術なども発展し、生活環境がずいぶん向上しました。石材にはいろいろなものがあり、色が特徴的な緑色岩やごま塩模様の花崗岩系のものなどがあります。 所蔵:青森県埋蔵文化財調査センター
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197 石鏃
197 石鏃 せきぞく 県内各地から出土 縄文中期・後期(写真のものは中期~後期) 動物を射とめるために飛ばした弓矢の先に取りつけられた「やじり」。縄文時代を特徴づける石器の1つです。柄に取りつける部分が突出しているものと、それがないものとに大きく分類されます。 所蔵:青森県埋蔵文化財調査センター
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196 縄文土器の文様
196 縄文土器の文様 じょうもんどきのもんよう 県内各地から出土 縄文早期・前期・中期・後期(写真のものは早期~後期) 「縄文」だけのもの、粘土紐を貼った「隆帯文(リュウタイモン)」、棒の先で描いた「沈線文(チンセンモン)」、棒の先を刺した「刺突文(シトツモン)」、貝殻でつけた「貝殻文(カイガラモン)」…、そしてこれらを組み合わせた各種文様があります。ちなみに、縄文がついてなくても縄文時代の土器はすべて「縄文土器」です。 所蔵:青森県埋蔵文化財調査センター
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195 縄文土器の形
195 縄文土器の形 じょうもんどきのかたち 県内各地から出土 縄文前期・中期・後期(写真のものは前期~中期) 縄文人にとって欠かせない道具、それは「土器」でした。食物を「煮炊き」するための深鉢、食物を「貯蔵」するための鉢、液体を「注ぐ」ための注口、大事なものを「保管」するための壺など、それぞれに役割がありました。 所蔵:青森県埋蔵文化財調査センター
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194 壺形土器
194 壺形土器 つぼがたどき 六ヶ所村 富ノ沢(2)遺跡出土 縄文中期 壺形土器にはいろいろなものがありますが、これはとてもご立派。上の方に豪華な凸帯が巡り、その下には粘土紐できれいな渦巻文などが表現されています。それでいてゴッテリ感がなく、こんなすばらしい土器を作るもんですね。彼らすごすぎ。これから図画を描くのがとても楽しみ。 所蔵:青森県埋蔵文化財調査センター
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193 水晶製垂飾品
193 水晶製垂飾品 すいしょうせいすいしょくひん 六ヶ所村 上尾鮫(2)遺跡出土 縄文後期 【こうせい】ヒスイ製の縄文ジュエリーは時々目にしますが、なんとこれは水晶製!太さはちょうど鉛筆くらいで、ぶら下げられるように、紐を巻くための溝が上部に掘り込まれています。【ふみか】「これはもしかして、プロポーズの時に差し出したもの?」【ゆみ】「新作ジュエリーコンテストの作品?」【こうせい】「これを付けたら気分はクリスタル!」…………? (シーン) 所蔵:青森県埋蔵文化財調査センター
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192 円盤状石製品
192 円盤状石製品 えんばんじょうせきせいひん 横浜町 桧木遺跡出土 縄文晩期 【ふみひと】晩期になると平らかな石を丸く加工した「円盤状石製品」という変わった道具が増えるんだ。用途はほとんどわかっていない。よって、このカードを手にした皆さんにも用途を是非考えてほしいです。【なわふみ&皆さん】儀式の道具?お守り?玩具?お金?…【ふみひと】ありがとうございます。集計した後、用途を発表します(笑)。【なわふみ】そんなので決めちゃだめでしょ! 所蔵:横浜町教育委員会
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191 いろいろな石器
191 いろいろな石器 いろいろなせっき おいらせ町 中野平遺跡出土 縄文早期 狩猟に用いた「飛び道具」といえば石鏃。良く飛んで、獲物にしっかり刺さることが大事。写真の石鏃は、先が欠けているものもありますが、みんなよく尖っています。先は鋭ければ鋭いほど良いのですが、無理をすると作るときにおれてしまう危険性もあります。また、矢柄にしっかりフィットすることも大事ですので、石鏃の製作は手抜き禁物。まさにミリ単位のもの作りです。 所蔵:青森県埋蔵文化財調査センター
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190 浅鉢形土器
190 浅鉢形土器 あさばちがたどき 六戸町 えび坂遺跡出土 縄文後期 後期になると、いろいろな形の土器が増えてきて、数は少ないですが、浅鉢形もみられるようになります。そこで注目したいのがこの文様。側面から底面にかけて「びっしり」と文様が描かれています。この文様、器を置いたときには全く見えません。もしかして、蓋みたいにして使った可能性もあるかもしれませんね。 所蔵:六戸町教育委員会
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189 いろいろな玉
189 いろいろな玉 いろいろなたま 十和田市 明戸遺跡出土 縄文晩期 【ふみか】勾玉にはいろいろな形がありますね。下の2つはヒスイで、形もキレイ。【ゆみ】黒くてちいさいのも、可愛らしくて、好きですね。【ほーる】白いのはシンプルで逆に好き。【ふみか】皆さんそれぞれ好みがありますね。縄文人もそれぞれ好みがあったのでしょうね。【ふみひと】今も昔も、あーだこーだ、言ってるんですね(笑) 所蔵:十和田市教育委員会
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188 土偶・岩偶
188 土偶・岩偶 どぐう・がんぐう 十和田市 明戸遺跡出土 縄文晩期 真ん中の白い私は去年、カードNo.92で登場させていただいた岩偶です。左右のお二人は今年デビューの土偶です。右上の彼女は顔がかなり横長で、性格はおだやか。一方、左上の彼女は遮光器の輪郭が顔からはみ出る、珍しいお顔で、性格は活発、今回のデビューにも意欲的でした。3人揃って、十和田市郷土館で皆様をお待ちしております!
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187 絵が描かれた土器
187 絵が描かれた土器 えがえがかれたどき 三沢市 猫又(2)遺跡出土 縄文中期 【こうせい】この土器には絵が描かれていて、実に貴重です。【ふみひと】私は動物にみえます。脚が4本ついて、お盆の時にキュウリで作る馬にそっくり。【ゆみ】私には飾りがついた弓に見えます。【ほーる】中央に見える1本の線は矢かな。【ふみか】難しい~。【こうせい】皆さんはどう見ますか? 所蔵:三沢市教育委員会
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186 土偶
186 土偶 どぐう 三沢市 根井沼(1)遺跡出土 縄文早期 【とくこ】ぱっと見、地味で、いまいち…。【ふみひと】これは「東日本最古の土偶」!早期の貝殻・沈線文系土器に伴う土偶として、非常に貴重なんです!【とくこ】えっ、そ、そんなに凄いんですか~。【ふみひと】土偶が生まれた理由や土偶が担った昨日、そういった分野の研究には欠かせない超貴重なものなのです!【土偶】そうですよ! 所蔵:三沢市教育委員会
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