GANTER BIER (Marklin mini-club / Z gauge)

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南ドイツはバーデン=ヴュルテンベルク州、環境都市として知られるフライブルク市にある『GANTER』(ガンター)醸造所です。(フライブルグは日本の松山市と姉妹都市だそうで…)
1865年にガンター氏が設立した歴史ある醸造所で、同市は第1次、第2次大戦ともに戦火に見舞われ、醸造所も1944年11月には英空軍による大規模な爆撃で破壊されるなど、苦難の歴史を乗り越えて現在に至ります。

メルクリン社のZゲージ、この車両は、メルクリン社の登録会員にだけ販売される“インサイダークラブ特典”の貨車で、箱の端面に『Jahres-wagen 2004 Insider』と記されているとおり、2004年の特典商品です。

HOゲージ版と同じようなデザインですが、妻面のデッキとハシゴが精密に再現されています。(HOとの比較写真を載せました。)白い木造車体がシャープに模型化されており、側面いっぱいに赤文字で『GANTER BIER』と、その下にフライブルグの地名が入り、端っこに同社のロゴのドラゴン?が描かれています。

ちょっと気になることが。
2004年の製品ですが、底面の刻印に『Made in W. Germany』と、“西ドイツ製”であると刻まれています。
ドイツ統一は1989年にベルリンの壁が崩壊し、1990年に東西が統一ですから、ちょっとおかしいですね。
1990年以前の西ドイツ時代に作られた車台の部品を使って2004年に製品化された、、、そうした時代の過渡期の商品、ということでしょうね…。

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