「空母艦爆隊」(今日の話題社/山川新作著)

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太平洋戦争の艦爆乗り、山川新作氏の自伝。
海岸に入隊してから搭乗員となり、真珠湾、ポートダーウィン、ジャワ沖、ダッチハーバー、南太平洋海戦、比島と各地を転戦、終戦まで生き残った数少ない艦爆のベテラン搭乗員です。

その乗機、全国の女学生たちがお小遣いを献金して作られた99式艦爆「全日本女学生号」(※諸説あり)により、真珠湾では米戦艦メリーランドに爆弾を叩き込み、ジャワ沖では給油艦ペコスを撃沈、南太平洋海戦では米戦艦サウスダコタの前部砲塔に命中弾の後、再度の攻撃で米空母ホーネットを撃沈、、、彗星艦爆で比島戦を生き延び、、、戦後は航空自衛隊のパイロットとして活躍し、その後は民間に転籍してJALのパイロットから最後は航空大学校の教官として多くの後身を育て…、、、生涯を操縦士として送った方なのです。

山川さんの同年兵の戦友、同じく艦爆乗りの小瀬本國男氏の「激闘艦爆隊」(改題前は「艦爆一代」)とともに、これまで何度も何度も読み返した本です。

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