1円黄銅貨 昭和24年銘

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戦後の急激なインフレーションを受け、50銭貨幣に代わる少額の補助通貨として昭和23(1948)年より発行されました。現行の1円アルミ貨と同様に「円」を単位としますが、50銭以下の貨幣とともに昭和28(1953)年末で廃止されてしまいました。素材の価値が高騰し、市中で鋳潰されるおそれがあったためといわれています。現在のところ、戦後に発行された「円」単位の貨幣としてはこれが唯一の廃止事例です。

発行枚数は多いですが、通貨単位「円」の歴史を語るうえでは外せない貨幣です。
※ 発行枚数は3か年累計(単年度発行枚数は不明)

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    パプリカ

    2021/09/13 - 編集済み

    思わず読み入ってしまいました。勉強になります…!硬貨の原価とか考えたことほとんどなかったです。

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    • Nevsxigi

      Hokutosei

      2021/09/13

      私もこの紹介を書き上げるまで存じませんでした。ひとつ世界が広がったような気がしますね。

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      パプリカ

      2021/09/25

      本当に。硬貨の見方の新しい視点をいただきました。
      ちょうど先日タイムリーに、テレビCMで「1円玉は作るのに3円かかるんだって」とやっていました。アルミ1gは現在0.2円ほどのようですが、作るのにもなかなかコストがいるんですね。

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    • Nevsxigi

      Hokutosei

      2021/09/26

      額面通りの費用で造られるわけでもないようです。造幣事業を自国で賄える国は意外と多くなく、力を入れている所が事業として請け負っているほどです。

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      パプリカ

      2021/10/02

      そうなんですねそうなんですね~。これまた勉強になります!

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